事業主借で決済すると確定申告時にどのような影響がありますか?
個人事業主1年目で個人事業主借(自己資金)を使わないと回らない状況です。
年度締めの段階でマイナスになる見通しなのですが、この場合、確定申告ではどの様な影響があるでしょうか。
いわゆるマイナス分は翌年に繰越して税金計算する事はできるのでしょうか。
税理士の回答

回答します
事業主借・貸の勘定(貸借対照表の勘定)は、翌年に「元入金」に組み込まれます。
それとは別に、青色申告者の場合で、収支が赤字となった時には「青色損失」として第1に当年中の他の所得と「損益通算」します。
他の所得がない場合や、控除しききれなかった分は翌年以降に繰越、翌年分以降の所得(黒字分)で控除したうえで、課税所得金額が計算されます。(繰越は3年間となります。)
白色申告者は、この特典がありません。
ありがとうございます。青色申告ですので確認して進めていきたいと思います。

少しでもお役に立てましたら幸甚です。
蛇足ですが、青色申告で青色決算書に「貸借対照表」を添付した場合、翌年の期首の「元入金」の金額が、事業主勘定や当期利益(青色申告特別控除前の額)の差引後になりますのでよろしくお願いいたします。
本投稿は、2021年12月02日 13時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。