夫婦間の贈与税について
夫婦間の銀行の口座移動による贈与について質問があります。
夫婦間で貯蓄用に使用している口座(妻名義)があったのですが、地方銀行で最寄りに銀行がなく不便だった為、家の最寄駅にある銀行口座(私の名義)に500万円ほど移動させました。
妻と2人で伺って銀行窓口で対応していただき、手続きの終わりがけに贈与税がかかる旨を話されたのですが、1時間も待ち、タイミング的にもう仕方ないかという軽い気持ちで、承諾をしてしまいました。
その後、調べた際に結構な税金がかかることを知り、何とか出来ないかと思っているのですが、妻の口座に戻すことで贈与税を回避するなど出来ますでしょうか。
ご多様なところ恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答
夫婦間で貯蓄用に使用している口座(妻名義)があったのですが、地方銀行で最寄りに銀行がなく不便だった為、家の最寄駅にある銀行口座(私の名義)に500万円ほど移動させました。
まず「夫婦間で貯蓄用に使用している口座(妻名義)」はありえません。
口座には名義があり、原則、その名義の者が所有者であるべきです。
さらに安易に妻名義の口座から夫名義の口座に500万円を移動すべきではありません。
贈与は「あげますもらいます」という双方の意思により成立しますから、単なる口座間移動だけをもって贈与にはなりません。
ただし、税務署がこの口座間移動をどう捉えるかは別問題です。
妻の口座に戻すことで贈与税を回避するなど出来ますでしょうか。
すぐに返金すれば問題ないという税理士もいますが、税務調査の問題ですので私は責任持って問題ないとは言えませんので、ご自身で判断してください。
本投稿は、2024年08月28日 20時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。