チリも積もって
お世話になります。
①親戚や兄弟とよく数千円程度の外食をしますが、奢って貰うとチリも積もって贈与税が発生しますでしょうか?(他に贈与があれば含めて申告が必要でしょうか?)
②贈与税の時効は何年となり、成立以降は申告や納税は出来ませんでしょうか?
よろしくお願い致します。
税理士の回答

石割由紀人
①親戚や兄弟と数千円程度の外食をする場合、それを奢ってもらったとしても一般的には贈与税の課税対象にはなりません。これは、通常の生活の中での慣習的な金銭のやり取りであり、社会通念上相当と認められる範囲内であるためです。贈与税には年間110万円までの基礎控除の非課税枠が設けられており、この枠を超えない限り贈与税は課されません。ただし、他に受けた贈与がある場合、その合計が110万円を超えると課税対象となる可能性がありますが、外食程度のものであれば通常は心配ありません。
②贈与税の税務調査については、通常の租税の時効と同じく5年とされています。つまり、贈与があってそれを申告しなかった場合、それから5年後には通常時効が成立し、その後は税務署からの申告要求や納税ができなくなります。ただし、悪質な無申告や偽装があった場合には7年に延長されることがあります。
石割由紀人 先生
ご丁寧なご回答をありがとうございます。
他に贈与があったとしても、社会通念上相当の外食を奢って貰った程度なら特に贈与税に含めずとも心配には及ばない、という認識で良いでしょうか?

石割由紀人
社会通念上相当と認められる範囲の外食費の奢りは、贈与税の課税対象外となるケースが一般的です。したがって、通常の日常生活の範囲内で親戚や兄弟と外食をし、それを奢ってもらう程度であれば、特に贈与税の申告を心配する必要はありません。
石割由紀人 先生
この度は迅速且つご丁寧なご回答を誠にありがとうございました。
本投稿は、2024年09月14日 16時32分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。