ローン返済の贈与の問題について
親名義の家のリフォームに対して息子がリフォームローンを借り、親がそのローンを返済する場合は、贈与とはならないと考えるがどうか
税理士の回答

三嶋政美
結論から申し上げますと、基本的には贈与とみなされる可能性が高いため、慎重な対応が必要です。
親名義の家のリフォーム費用を息子がローンで借り、親が返済する場合、実質的に親が息子へ返済資金を贈与していると税務署に判断される可能性があります。これは、「ローンの名義は息子だが、負担するのは親」という構図が、借金返済の肩代わり=贈与と解釈されるためです。
これを避けるには、以下の方法が考えられます:
親自身がリフォームローンを借りる(可能ならこれが最もシンプル)
親が息子と正式な金銭消費貸借契約を結び、返済を証明できるようにする(利息を設定し、実際に返済の履歴を残す)
単に「親が払っているだけ」という状態では贈与税の対象になり得るため、契約や資金の流れを明確にし、税務リスクを回避することが重要です。
本投稿は、2025年02月21日 21時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。