親に住宅ローン資金を借りる時の贈与税について
20年ほど払い続けてきた住宅ローンを、この度一括返済しようとしています。
親から850万円ほど借りる予定なのですが、贈与とみなされて贈与税がかかってしまわないか心配です。
一括で銀行口座に送金してもらうより、現金を手渡しで受け取ったりした方がいいでしょうか?
贈与とみなされないためにはどうしたらいいか教えてください。
また、年間1人110万円までは贈与税がかからないと聞きました。
家族の口座それぞれに110万円ずつ送金してもらい、それを一括返済の引き落とし予定口座に送金しても、贈与税の観点からは意味がない行為でしょうか?
税理士の回答
借りるのであれば、消費貸借契約書を作成することをお勧めします。ただし、利息の設定や返済事績を明らかにしていかないと贈与とみなされる可能性もあります。家族それぞれ110万円以下の贈与とすると、それを住宅ローンに充当した時点で家族からご質問者様への贈与となってしまいます。
もし、ご質問者様の親御様が万が一の時、相続税がかかりそうもなければ、相続時精算課税制度の活用が有効です。
国税庁HP
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4103.htm
親子間でも貸借はあります。
月々返済すれば、貸借です。
注意することは、まとめて返済しないこと。
「ある時払いの催促なし」の状態では、贈与とみなされます。
借用書、契約書を作成すること。
返済は口座への振込を利用した方が、記録が残って望ましいです。
お二方とも、素早いご回答をどうもありがとうございました。
どういったお金の動きが注視されるのかわからなかったので、大変参考になりました。しっかりと借用書を作り、数字でお金の動きがわかるようにしていきたいと思います。
相続時精算課税制度のこともお教えいただきありがとうございます。
本投稿は、2019年03月16日 23時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。