親と同居する姉への住宅購入費援助について
親と同居する姉の住宅購入費用を支援した場合、贈与税の対象になるのでしょうか?
姉が親と同居するための中古住宅を購入することになり、兄と私で頭金として金銭支援をしたいと思っています。
もともと姉は人的支援(すぐ近くに住み面倒を見る)を、兄と私は県外にそれぞれ独立して生活しているため、必要なときに金銭的支援をする話をしていました。
家の名義は姉なので、姉に年間110万円を超えるお金を渡すと贈与税の対象になると思いますが、下記を考えるとなにか節税できる方法があるのではないかと思い相談しました。
・住宅の頭金に使うこと(取っておいて別の用途に使うわけではない)
・親の扶養義務の一つとして親も住む住宅の購入資金を支援していること
姉と親にそれぞれ110万以内になるようにお金を渡して頭金に使ってもらう場合も贈与税の対象になるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
住宅取得資金の場合、直系尊属(親)から子が贈与を受けた場合には非課税の規定がありますが、兄弟間の場合にはその適用がありません。
そのため、住宅の頭金に使うということであっても、兄弟からの贈与は非課税の対象にはなりません。
また、贈与税の基礎控除は年間110万円ありますので、姉や親が年間110万円以内の贈与を受けるということであれば、贈与税はかかりません。
なお、この110万円はもらった側で考えるので、仮に姉や親が相談者様から110万円、兄から110万円の合計220万円の贈与を受ける場合には、姉や親は年間110万円を超えるので、贈与税がかかります。
本投稿は、2020年08月15日 16時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。