夫婦間でのお金の移動について
主人のお給料の額を教えてもらえず、かなり苦しい生活をしてきました。義父 義母の介護を私がすることになり、お給料の額、貯金の額を教えてもらいました。ローンなどを差し引いた額の半分をもらおうと思っています。
1000万から1500万を主人の名義から私の名義するのに税金のかからない方法はありますか? 使う予定はありません。
またこれから生活費もふやしてもらおうと思っています。月に100万円を生活費としてもらっても、後々問題にはならないのでしょうか?
税理士の回答

1000万から1500万を主人の名義から私の名義するのに税金のかからない方法はありますか? 使う予定はありません。
→その名義を移すという行為が、ご主人からご相談者様へ贈与するという意図を持ってされるなら、贈与税の課税対象となります。
ご相談者様の場合、贈与税を非課税措置の対象になるものはありません。
贈与の際に配偶者が使える特例として、贈与税の配偶者控除がありますが、こちらの制度は、20年以上連れ添った夫婦間で、自宅の不動産または自宅を購入するための資金を贈与したときに使える制度です。
相続であるなら、配偶者は1億6,000万円もしくは法定相続分のいずれか高い金額までは相続により財産を取得しても、配偶者の税額軽減により相続税の負担が無くなります。
なお、歴年で1,500万円を贈与してもらった場合の贈与税は、4,505,000円です。
またこれから生活費もふやしてもらおうと思っています。月に100万円を生活費としてもらっても、後々問題にはならないのでしょうか?
→贈与税が非課税となる生活費とは、「その人にとって通常の日常生活に必要な費用」とされています。
ご相談者様は日常生活を送るための生活費として月100万円必要となりますでしょうか?
通常必要となる生活費の範疇を超える分については、贈与税の課税対象です。
国税庁HP: 贈与税がかからない場合
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4405.htm
本投稿は、2021年06月24日 09時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。