住宅贈与および暦年贈与について
贈与税の申告が必要なのか分からず困ってます。
今年6月に夫婦でペアローンを組み、持分半分ずつで土地および住宅を購入しました。
年内のお金の流れは以下の通りです。
夫
①夫母から夫口座へ100万振込
妻
②妻母から妻口座Aへ1500万振込
③夫母から妻口座Bへ100万振込
④妻母から妻口座Aへ17万振込
②のお金は住宅贈与のお金ですが、支払いの順序やローンとの関係で、実際に建築会社に現金で支払ったのは1405万です。
①③④については、口座間でお金の移動もあり、明確に用途はないですが、生活費などに使用したり貯蓄したりしている状態です。
基本は私の口座Aから生活費を捻出しているため、③のお金は夫婦どちらが使用したかなんてものは定かではありません。
この場合、私の暦年贈与が212万と見なされ、申告が必要でしょうか。
夫婦も、両両親もお互い大きな額が移動していると分かっておらず、私への振り込みが110万を超えてしまいました。
このような状態になったことがないため、どのような処理や申告が必要なのか分かりません。
教えていただけると嬉しいです。
税理士の回答
こんにちは。
まず、ご主人の場合は、夫母からの100万円だけであれば、贈与税の申告は不要です。
そして相談者様の場合は、1617万円について、住宅取得資金の贈与と暦年による贈与税の申告が必要になります。
なお、もう一点注意が必要です。
住宅取得資金の贈与を申告するのですから、住宅を購入したことが解る書類、つまり、土地と建物の登記簿謄本を提出することになります。
そこにはご主人と相談者様の持ち分が記載されております。
税務署では、この持分による贈与、つまりご主人と相談者様との間にも贈与が無かったかどうかを検討することになります。
この点につきましても、精査してから行動するようにして下さい。
ご検討をお願いいたします。
本投稿は、2021年11月11日 13時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。