祖父からの生前贈与 基本的なところを教えてください。
先日(2月上旬)、母方の祖父より生前贈与を受けました。生活の足しにしてほしいというものです。
私は当然ですが、孫に当たります。年齢は30歳です。弟(28)がおります。
2人分として、合計530万円が一括で私の口座に振り込まれました。
私は数日後、その半分を弟の口座に振り込み、均等に分配しました。
私は、相続税などについても言葉くらいしか知らず、このまま何もすることはないと思っていました。
当方は、相続税手続きとして、具体的に「何を」「いつ」「どこで」「どのように」すればよろしいでしょうか。 また、できれば会社を通じて行いたくありません。財産を受領したことを知られたくないためです。
また他に、「これは知っておくべき」ことがあれば、ご指南ください。
何卒よろしくお願いいたします。
税理士の回答

今回課税されるのは、相続税ではなく、贈与税です。
ご相談者様と弟様は、贈与税の基礎控除110万円を超える贈与を受けたので、翌年2月1日〜3月15日までに贈与税の確定申告と納税をする必要があります。
金銭贈与の申告書の作成は難易度は低めなので、国税庁の確定申告書作成コーナーから作成し、申告書を提出すればよろしいかと思います。
納付は金額的にコンビニ納付が楽かと思います。
確定申告書作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/smsp/top#bsctrl
コンビニ納付(QRコード)
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/conveni_qr_nofu/index.htm
先生、ご回答ありがとうございます。
よくわかりました。その上で二点追加でご確認ご相談があります。
1、最初の質問文にも書きましたが、確定申告などは会社を介さず行って大丈夫でしょうか?
弟も私も会社員です。基本的に年末調整は会社でおこなっています。これはこれとして行いつつ、贈与税の手続きだけは個人て確定申告して問題ないでしょうか? そして、これであれば会社には贈与のことは知られずに済みますでしょうか?
2、何かしら節税対策などはないでしょうか?(一般的に認められるものとして、です)
以上、何卒よろしくお願いいたします

最初の質問文にも書きましたが、確定申告などは会社を介さず行って大丈夫でしょうか?
弟も私も会社員です。基本的に年末調整は会社でおこなっています。これはこれとして行いつつ、贈与税の手続きだけは個人て確定申告して問題ないでしょうか? そして、これであれば会社には贈与のことは知られずに済みますでしょうか?
→確定申告というものは会社を通して行うものではありません。年末調整と勘違いされているのかと思います。
また、所得税と贈与税は異なる税金です。
贈与税は、所得税とは別個に確定申告する必要があります。
贈与税の申告内容が会社に通知されるような事はありません。
2、何かしら節税対策などはないでしょうか?(一般的に認められるものとして、です)
→既に贈与は履行されたようですので、今からでは対策しようがありません。
先生、何度もありがとうございます。
おかげさまで理解が深まっております。
最後に、実際に支払う金額の算定と支払いについて認識が正しいか確認させてください。
①贈与税の算出
当方の認識では、
・祖父から、その年の1月1日において20歳以上の者(私も弟も該当)への贈与税であること
・弟と私は、最終的に265万円ずつ受け取った(祖父から私へ530万円、その後弟に半分分配)
ことから、
基礎控除後の課税価格は、155万円であり、その10パーセントである、15.5万円が今回の贈与に伴い発生する、贈与税かと認識しています。
いかがでしょうか。
②支払いについて
これは、私と弟がそれぞれ別個に、上記で算出した税金の支払いを行えば良いでしょうか?
心配なのは、今回の件は、最終的には、祖父から私と弟に265万円が贈与されたことになります。
しかし、最初に祖父から一括で振り込まれたのは私なので、私が530万円分の贈与税を一括で払わないといけないのか?という気もするのです。銀行口座の金の流れを見ると、「祖父→私、530万円入金」になっているためです。 祖父から直接、私と弟に265万円ずつ振り込まれたわけではないので、そこは大丈夫でしょうか。
何度もお世話になり恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします

①ご相談者様のご理解のとおりです。
②ご相談者様から弟様に265万円の送金がされていることも通帳から確認できるかと推察されますので、問題ないと考えます。
先生、何度も本当にありがとうございました。
本投稿は、2022年02月27日 03時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。