二世帯住宅の土地と建物の兄弟相続について
■相談内容
1.隣地を購入すべきか
2.二世帯住宅の土地・建物のベストな相続方法は何か
3.他に節税方法はないか
【質問事項の詳細】
現在、親所有の土地が40坪あり、隣地20坪(坪単価200万)を購入するか検討しております。
その理由として、私には兄が一人おり、私夫婦が親所有の土地に二世帯住宅を建てて両親と居住し、土地・建物ともに相続した場合、兄へ現金を配慮することになるかと思いますが高額になるのでは、と考えたためです。(どの程度が相場なのでしょうか)
一方、隣地を購入して二世帯住宅を建てた場合、土地は兄妹間で30坪ずつ分けることで面積的にもそれぞれ住宅が建てられ、公平かつ有効活用できます。
ただ、建物はどう所有すべきか、見当がついておりません(左右に分けた完全分離二世帯住宅で私夫婦・兄と両親に分ける形でしょうか)し、親の亡くなった後は兄妹で建物を共有することとなり、私夫婦の子供たちの代で相続人が増えて揉めるのではないか、と懸念しております。
土地を購入した・しない場合のベストな相続方法をご教示いただきたいと思っております。
また、他の節税方法があれば併せてご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答
相続があった場合、相続税評価額が不動産の相続価額となりますから、ご質問者様が当該不動産を相続した場合、均等に分割するためにはお兄様へは同額の預貯金を相続してもらうかご質問者様が代償金をお兄様に払うことになります。
親御様の資産がどのくらいあるかわかりませんが、隣地を購入しさらに家屋を建てた場合、現預金はどのくらい残るのでしょうか。
現預金が少ないと相続税の納税資金不足になってしまいます。
おっしゃるとおり、不動産の所有は計画的に進めないと揉める原因になります。
親御様が十分な資産を所有されているのであれば、土地を購入することで相続時に小規模宅地の特例が適用でき節税になります。(ただし、完全分離二世帯住宅では半分しか適用できなくなります。)
相続税が得意な税理士は、有料ですが相続シミュレーションを業務としていますのでご検討されてはいかがでしょうか。
本投稿は、2019年07月18日 18時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。