相続放棄と法人の株式について
知人に相続(知人の親が死去)が発生し、あまりに借入が多いことから、家族全員相続放棄をしたらしいのですが、
後に、親がとある法人の1人株主であることが分かりました。(オーナーとなり業務は他者にしてもらっていた。)
相続人全員が相続放棄してしまったので、その会社の株式はどうなりますか?
税理士の回答
所有者のいない株式が存在することになり、株主総会決議等の議決権の行使に支障が生ずると思われます。そのため、その株式を他の誰かに取得してもらう必要があります。
その法人株式は相続人のいない相続財産となりますので、家庭裁判所に相続財産管理の選任の申請をし、その選任された財産管理人から株式を買い受けることになります。そこでは、被相続人の借入金も含めて財産処分を行います。
本投稿は、2025年07月03日 15時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。