金庫株の実施により株価が下がるのでしょうか
中小企業の社長です。
叔父が所有している自社株を会社で買い取る(金庫株)ことになりました。
その件について、顧問税理士は、金庫株をすると株数が減るので、株価が上がる可能性があるとコメントされました。
確かに株数は減りますが、会社の資産も減少するので、株価は変わらないと思うのですが、いかがでしょうか
税理士の回答
買取価格によります。一般的には、貴殿の関与税理士さんの言う通り、売買後の株主さん(筆頭同族グループ)の株価は上がると思います。
早速にありがとうございます。
ただ、あまり理解ができません。
下記のように計算してみました。(実際の株数や株価ではありません)
いかがでしょうか。
発行済株式総数 1,000株
株価 100円/株
純資産総額 1,000株×100円/株=100,000円(A)
金庫株実施株数 300株
金庫株実施により減少する純資産額 300株×100円/株=30,000円(B)
金庫株実施後の純資産額 (A)-(B) 100,000円-30,000円=70,000円
金庫株実施後の株価 70,000円÷700株=100円/株
追加です。叔父の自社株は、法人税法の時価という株価で買い取るとのことです。
純資産が資本金よりも高い前提で話していると思います。
法人税法上の時価で自社株買取する可能性が高いと考え、純資産価額と類似業種比準価額の間の価額で売買すると、純資産より安いので、残った純資産を残った株主の持ち株割合で割り算すると、自ずと、株価は上がっています。
貴殿が株価上昇により、何か不都合を抱えているのであれば、それをご質問されるべきだと思います(その場合は、連続質問ではなく、新しく別質問として新規質問入力にしてください)。
本投稿は、2025年07月07日 16時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。