相続税路線価が公示価格の80%ほどに抑えられている理由とは
相続税路線価が公示価格の80%ほどに抑えられている理由とはどのようなものなんでしょうか?
税理士の回答
ご質問ありがとうございます。
一般的には安全性の観点(納税者有利)から
公示価格の80%にしていると言われています。
公示価格は不動産鑑定士が計算した評価額となります。
実勢の売買時価とは異なるものの、
様々な手法を用いて計算しているので時価に近しいものと考えられます。
相続税を課税する場合も時価を用いて計算することになっています。
ここで、公示価格をそのまま利用したときに、
時価より高い価格で課税がされてしまうと
納税者にとって不利となり、訴訟等の問題が生じます。
路線価を公示価格の80%にしていれば、
納税者にとって有利となるので訴訟のリスクが抑えられます。
納税の負担や実務手続きの便宜上からこのような仕組みになっていると考えられます。
1つの意見としてご参考にしていただければと思います。
よろしくお願いします。
固定資産税は70%なのにこちらを80%にした理由とはどのようなものなんでしょう?
本投稿は、2025年02月22日 12時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。