相続税申告を電子申告した場合の受信通知について
初めてご質問させていただきます。
半年ほど前に税理士の方にお願いして相続税申告をしていただきました。
相続人は2名で添付書類についてもpdfで送信しましたとご説明を受けました。
その後、お願いしていた税理士の方が不慮の事故で亡くなり事務所が亡くなってしまいご質問できるところがなくなってしまったためご質問をさせてください。
今回、申告書を確認していたところ受信通知というものを確認したところ、相続人の代表者である、私のメッセージボックスには申告書と添付書類の受信通知が届いてました。
また、送付状についても私のはありました。
もう一人の相続人の妹については申告書の受信通知については届いていたのですが、添付書類の受信通知については届いていませんでした。
この理由はなぜなのでしょうか?
添付書類については代表者にしか受信通知は届かないのでしょうか?
完了報告書というものには相続人2名とも申告書及び添付書類を送信したことになっています。
どうかわかる方がいたらご回答よろしくお願いいたします
税理士の回答
e-Taxの受信システムでは、申告書と添付書類は別々に受信することになっているため、それぞれに「受信通知」が返信されます。
ここで、相続税の申告方法に関わってくる問題ですが、
相続税申告書は相続人等各人が添付種類と共に作成して提出するのが原則です。(これを「単独申告」といいます。)
ただし、2人以上の相続人等がいる場合には、共同して申告書を作成し提出することができます。(これを「共同申告」といいます。)この場合、申告書は1部(1部の申告書に連名で記載します)ですので、添付書類も1部で済みます。この共同申告書が提出された場合、相続人等それぞれが申告したものとされます。(共同申告書では、筆頭の相続人等を代表者とします。)
そうすると、共同申告書では相続人等がそれぞれ申告していることになりますが、添付書類についてまで同様の解釈を押し付けると相続人等の人数分だけの添付書類が必要になってきます。これでは書類が膨大となり非効率ですので、共同申告の場合は添付書類は1部でいい(代表相続人等が提出したものとする)ことになっています。
その結果、申告書の「受信通知」は相続人等全員に、添付書類の「受信通知」は代表者のみに送信することになります。
なお、単独申告の場合は、それぞれの申告書に添付書類を添付することになります。
ちなみに、税理士さんが作成した「完了報告書」は共同申告した結果の報告書のはずです。
本投稿は、2022年03月24日 19時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。