300万円以上の預金の口座変更について
専業主婦です。
私が独身時代(15年程前)に稼いだ300万程の貯金を預けていた口座を3年前に解約し、別の銀行の口座に移動しました。
理由は以前の口座がある銀行が現住所から遠かったからです。
そして、2年前に母を亡くし、先日母が住んでいたマンションの売却が決まり、財産を家族と代償分割で相続することになりました。
相続額は控除内と思われます。
相続の際、税務署に過去5年か10年の家族の口座を調査されると聞きます。
3年前の口座移動が税務署から何かしらの理由で疑われ、税務調査が入る可能性はありますか?
税理士の回答

石割由紀人
あなたが独身時代に稼いだお金を預けていた口座から、3年前に別の銀行に移動したということですが、これは個人の資産の移動であり、通常の銀行口座の変更として扱われます。資金の出所が明確であり、単なる口座の変更であれば問題視されることは少ないでしょう。
税務署が懸念するのは、その資金の出所や申告漏れの所得、贈与があったかどうかであり、正当な理由での口座移動そのものは通常、問題とはなりません。
相続時の調査範囲について:
相続税の申告の際に税務署が着目するのは、被相続人(この場合、お母様)の遺産総額と、その相続の分配状況です。
相続税の調査では、相続税の対象となる遺産の全体像を把握するために、被相続人の過去数年の銀行口座の動きや財産状況を確認することがあります。ただし、これは通常、被相続人の財産に対して行われるもので、相続人であるあなた個人の過去の口座移動は直接的な調査対象にはならないでしょう。
わかりやすい説明をありがとうございました。
お陰でスッキリしました。
本投稿は、2024年09月14日 23時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。