税務調査時の対応で
税務調査時にある案件が調査官より指摘されました。
現時点でその指摘は調査官の個人的な考えで、国税局の正式な見解ではありません。またその指摘は受け入れる方向であるむね伝えてはいるのですが、会社の考えを書面で提出しろと言われました。なおかつ担当者の印を押したうえでと言われました。
今まで税務調査は何度か受けてきましたが、書面で考えを出せと言われたのは初めてです。書面で出せとなれば、税務担当者である私個人でどうこうできる話ではなく、ちゃんと社内で決裁をとらなければ提出できません。
国税の正式見解をもらっていないのに、会社の見解を一方的に書面で出せとは、すごく一方的で乱暴な依頼だなと思っています。
このような状態で社内で文書提出の決裁はもらえません。
この調査官の文書で見解を出せとの依頼は断ってもよいでしょうか?
税理士の回答

ご質問が、抽象的でよく分かりませんが、国税局の正式見解でない事を、その取り扱いを書面で提出とは、尚更、よく分かりませんが。
コメントありがとうございます。
現時点、調査官の個人的指摘段階である案件(今後局で検討すると思われる)に対して、会社はどう考えるのか?ということを書面で出して欲しいようです。

調査官の個人指導段階であれば、口頭で、会社の方針を伝えれば良いと考えます。
稀な事例ですので推測となりますが、会社の担当者も文書で指摘事項を認めているのだから自身の指摘の正当性を報告しようとする印象を受けます。
そのような文書を出さなければいけない法令などの法的根拠を聞き返したら如何でしょうか?
明確な根拠法令の提示がなければ提出は不要と思います。
日本は租税法定主義の国で、税務調査も国税通則法等の法令に従って行われるものですので。
ありがとうございます。大変参考になりました。
本投稿は、2018年09月09日 18時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。