箪笥預金と税務調査 使用用途はどのように説明したらよいでしょうか?
両親と同居しています。
父が無くなり、母から父の箪笥預金がかなりあることを知らされました。
両親は銀行からある程度まとめて(100万以上)払い出し、箪笥預金として置いておき、少しずつ日々の消費で使用していました。
時には500万など一括で下ろしたりして箪笥預金になっています。
使い切れずにどんどん箪笥預金が膨らんでいる状態のようです。
多分、箪笥預金で持っていれば相続の際、節税になると思っていたようです。
その中から毎月10万を生活費として渡されていました。
現金で生活費としてもらっていた為、領収書など証拠となるものがありません。
もし税務署の調査が入った場合、使用用途をどのように説明したらよいでしょうか?
銀行から毎月定期的に生活費の分を下ろして、生活費として渡されていたわけではありませんし、現金で渡されますので、銀行の取引履歴などの証拠と呼べるものが無いです。
税務署の調査が入った場合、脱税を疑われてしまうのでは、と心配です。
たとえば、銀行から3年で計3000万を下ろしたとして、生活費の合計が、
10万円 X 12ヶ月 X 3年 = 360万を現金でもらっていた場合、箪笥預金が2640万残っているはずです。
ほかにも何らかの小額消費があり2000万しか箪笥預金が無かった場合の640万の使用用途の説明ができないのでは、と思います。
たとえばパチンコで使用していた場合、パチンコで使用した様です、で税務書は納得してもらえるのでしょうか?
脱税を疑われてしまうのでは、と心配です。
税理士の回答
御自宅の固定資産税やご両親の健康保険料などはどのように支払われていたのでしょうか。
口座振替でなければ手元の現金から支払われていたものと思われますが、一家の生活費(衣食住にかかる費用や友好費)として20万円、30万円かかっていたとしても不自然ではないと思います。税務署も異常に高額でない限り生活費の明細まで提示しろとは言いません。
実際の残高が2000万円だったということであれば、3年間で消費した金額は1000万円、一ヶ月当たりの金額にすると28万円弱となります。
上記の各種税金や各種保険料、日常の生活費や医療費、友好費などを考えますと決して多すぎる金額ではないと思われますが、念のため思い当たるものを書き出しておかれると良いと思います。
実際にパチンコや競馬で使っていたお金があれば、それらも記録しておかれると良いと思います。
本投稿は、2018年10月12日 01時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。