税理士ドットコム - [年末調整]ダブルワーク時の各種申請等について - 回答します① 年末調整 ご質問の内容からA社が、A社...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 年末調整
  4. ダブルワーク時の各種申請等について

ダブルワーク時の各種申請等について

2か所(A社,B社)で社会保険対象となる給料を得ている際に
A社で社会保険、源泉徴収を行うことにすると、
手続きとしてどういったことが必要になるのでしょうか。
また、A社、B社間で給料や待遇などの情報交換はされるものなのでしょうか。一応どちらもダブルワーク可ではありますが、プライバシーを気にしています。
以上よろしくお願いいたします。

税理士の回答

 回答します

① 年末調整
  ご質問の内容からA社が、A社のみの給与分を年末調整を行うことになると思われます。
  年末調整は「扶養控除申告書」を提出した給与の支払先でのみ行うことになります。
  「扶養控除申告書」は1か所でしか行うことができませんので、B社の給与は年末調整の対象とすることはできません。
  なお、年末調整時には、「扶養控除申告書」の他に「基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」、「保険料控除申告書」などを提出して年末調整を行うことになります

② 確定申告
  B社の給与に係る月々の源泉徴収は、「乙欄課税」をされていたと思います。
  そこで、確定申告によりB社も含めた所得税の精算をすることになります。

③ 情報交換について 
  A社とB社が関連会社でない限り、情報のやり取りはありません。
  関連会社であっても、出向などでなければ原則、情報のやり取りはしないと思われます。

  ただし、給与にかかる住民税の納税は「特別徴収(給与からの天引き)になるため、A社に決定通知書が市区町村から届きますので、A社は自社が提出した「給与支払報告書」の内容以上の所得金額等を把握する可能性はあります。
  また、それ以前に「年末調整」時に、「基礎控除申告書」へ全ての所得金額を記載しますので、A社に他社の給与の額などが把握される可能性はあります。

本投稿は、2021年11月10日 16時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

年末調整に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

年末調整に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,156
直近30日 相談数
660
直近30日 税理士回答数
1,225