無償増資の際の会計上の繰越利益剰余金と別表5-1の繰越損益金について
無償増資した際(100)
会計上 繰越利益剰余金100 資本金100
別表5-1-I 資本金 増100
利益剰余金 減100
〃 -Ⅱ 資本金 増100
繰越利益剰余金繰入 増△900
と処理しました。
が、会計上の繰越利益剰余金と別表5-1の繰越損益金が増資した分100、合いません。
合わなくても良いのでしょうか?
税理士の回答
別表5-1-Ⅰで利益剰余金減100とするから合わないのだと思います。
別表5-1-Ⅰ
資本金等の額 増③100 差引翌期首現在利益積立金額④100
繰越損益金は会計上の繰越利益剰余金の増減をそのまま記載し会計と合わせる。
税務上も無償減資分△100が繰越損益金の減②に含まれますが、税務上は無償増資はなかったものとして上記の資本金等の額により調整し、利益積立金額の差引合計額31は、税務上無償増資はなかったものとされます。
因みに別表5-1-Ⅱは
資本金又は出資金 増③100 差引翌期首現在資本金等の額④増資後の会計上の金額
利益積立金額 増③△100 差引翌期首現在資本金等の額④△100
これにより、資本金等の額の差引合計額36の金額は税務上無償増資はなかったものとして調整されます。
前田様
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
やってみます。
やはりそこは一致しないといけないのですね。
ありがとうございました。
本投稿は、2022年11月22日 00時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。