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個人所有の車を社用車にするときの「時価」について

お世話になります。私は中小企業の役員をしております。
今個人所有している車を法人に売却して、社用車にしようとしています。

その際時価での売買を行うというのは、分かりましたが、時価が「買取業者の買取価格の平均(業者の利益などが引かれた金額)」なのか、「カーセンサーなどで出ている似たような条件の車の販売価格の平均」、どちらを参考にすれば良いかがイマイチ判断できません。

もちろん販売価格の方が私個人にとっては良いことです。なので販売価格での取引で問題ないでしょうか?しかし、税務調査で引っ掛かっても困るためご教授ください。よろしくお願い致します。

税理士の回答

 中古車の評価額(査定金額)については、国税庁での具体的に明示された通達等はないため微妙な部分がありますが、一応は「一般動産の評価は、原則として当該動産の適正な市場価格(いわゆる相場)がある場合には、それを対象取引事例価格とし、適正な市場価格がない場合には、見積価額の決定時点又はその最近時の同場所における同種同等の財産の取引事例を収集して取引事例比較法により評価する」(国税庁ホームページより)とありますので、「カーセンサーなどで出ている似たような条件の車の販売価格の平均」で問題ないものと考えます。車種、年式、走行距離等でおおよその査定価額が判断可能と思われます。譲渡価額が高すぎても安すぎても役員に対する利益供与(賞与)や法人に対する受増益等の問題がありますが、上記のとおり一般に周知された取引額の査定資料等をエビデンスとして保存しておくことでリスクは回避できるものと考えます。

ご回答誠にありがとうございます。
販売価格の平均でいいということで、非常に助かりました。また何かありましたら、是非ともよろしくお願いいたします。

本投稿は、2023年03月22日 19時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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