TikTok収益の法人への計上について
TikTokは、個人アカウントで収益を上げた場合、個人口座への入金しか認められていません。弊社は「法人名の個人アカウント」で収益を得ており、個人口座への入金を経由して法人として売上を計上することを考えております(法人口座へ振替)
・「法人に収益が帰属する」ことが定款上示せれば、上記手続きは問題ないでしょうか。
・定款上収益の帰属を示すに当たっては、どの程度柔軟な解釈が可能なのでしょうか。
税理士の回答

TikTok収益を法人に計上する際の問題に関して、以下の結論を述べます。
1. 法人に収益が帰属することの定款での明示:
- 定款で「法人に収益が帰属する」と明確に示すことは重要です。これは、税務上および法律上の観点から、法人が収益を正当に計上するための基盤となります。定款にて収益の帰属を法人に明確に定義すると共に、社内規程などで具体的な運用方法についても記載しておくことが考えられます。
2. 定款の解釈の柔軟性:
- 定款の解釈については一定の柔軟性がありますが、税務署や法的な審査において、過度に主観的または曖昧な解釈は受け入れられない可能性があります。定款における記載は、法令に準拠し、第三者が見ても納得できるものである必要があります。
重要な点として、実際の運用では、収益が個人口座に入る場合、その後のビジネスアカウントへの移行が必須です。この移行が正当で透明性があることを証明する資料が求められることもあります。定款の内容だけでなく、実際の振替の際の会計書類を整備することが重要です。
本投稿は、2025年01月11日 10時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。