棚卸資産を会計フリーで扱う際の記帳方法
中国から仕入れて日本で販売するビジネスを行っております。
原価500円(送料、関税など込み)の商品を100個ほど仕入れました。
1個1000円で販売し、20個ほど売れた場合の質問です。
①以下の勘定科目での記帳で問題ございませんでしょうか?
・勘定科目は「仕入高」として50,000円を記帳
・勘定科目は「売上高」として20,000円を記帳
②上記の記帳だけでは棚卸資産の計算はできないと思うのですが、棚卸資産はどのように調整したら良いのでしょうか?
現状、会計フリーには棚卸資産など何も登録していないのですが、12月末に実地棚卸をしてExcelで期末在庫数を記録している状況です。
棚卸しが初めてで何も分からず申し訳ございません。
ご教授頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

佐藤和樹
①仕入高と売上高で問題ありません。
② 棚卸資産を計上しないと、正確な売上原価が算出できないので、 12月末の実地棚卸を元に、仕訳を行います。
売上原価の計算式
売上原価 = 期首棚卸高 + 仕入高 - 期末棚卸高
仕入れた商品(50,000円)から、販売した分(20個 × 500円 = 10,000円)を除いた残りを棚卸資産とする。
期末の棚卸資産(12月末)
• 残りの在庫:80個
• 原価(500円 × 80個 = 40,000円)
決算時(12月末)の仕訳
借方:棚卸資産 40,000円
貸方:仕入高 40,000円
ポイント
• この仕訳をしないと、仕入高50,000円が全て当期の売上原価として計上されてしまう。
• 売上に対応する正しい原価(20個 × 500円 = 10,000円)を計上するために、棚卸資産を調整する。
• 翌期(1月1日)には、逆仕訳で棚卸資産を売上原価に戻す。
借方:仕入高 40,000円
貸方:棚卸資産 40,000円
とても分かりやすいご回答、ありがとうございます!
本当に助かりました!

佐藤和樹
とんでもないです。
お役に立てて何よりです。
本投稿は、2025年02月19日 12時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。