ボードゲーム、デジタルゲーム製作の経費について
前提状況:
副業としてゲームデザイン・開発を行っております。
あるボードゲームのゲームデザインを手掛け、その成果物に関して出版社から「発行部数 × 定価 × 料率」に基づいたロイヤリティ収入を得る予定です。
現在、新たにデジタルゲームの製作・開発を進めており、その過程で外部のイラストレーターにイラスト制作を依頼し、外注費を支払う予定です。
このデジタルゲームはまだ開発中であり、収益は発生していませんが、年内の発売を予定しています。
質問事項:
ボードゲームゲームのデザイン料として得たロイヤリティ収入に対して、デジタルゲーム製作のために支出したイラスト外注費を「必要経費」として計上し、所得金額を計算することは可能でしょうか?
税理士の回答

三嶋政美
ご照会の件につきましては、ボードゲーム及びデジタルゲームのいずれもが「ゲームデザイン・開発」という同一の事業活動に基づくものであり、かつ事業としての継続性・独立性・営利性が認められる場合には、デジタルゲーム制作に係る外注費を、ボードゲームのロイヤリティ収入に係る必要経費として計上することは可能と考えられます。
たとえ現時点でデジタルゲームからの収益が発生していない場合であっても、その支出が将来の収益獲得を目的とする業務遂行上の費用であると合理的に説明できる場合には、経費性が認められる余地がございます。
なお、必要経費として認定されるためには、業務との関連性を客観的に示す書類や帳簿の整備が極めて重要となりますので、支出に関する契約書や請求書、支払記録等の保存を徹底されることをおすすめいたします。
本投稿は、2025年04月20日 10時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。