個人事業主の勘定科目「損益」の仕訳について
個人事業主の仕訳の件で質問です。
現在、会計ソフトFREEEから弥生会計にデータを入れ替えています。
過去の仕訳で貸方に「元入金」、その対の借方に「損益」が出てきますが、この「損益」の勘定科目は
財務諸表の損益計算書、バランスシートや資金繰り表に当てはめる場合、どの項目に当てはまるかご教示いただけますでしょうか。
自分で会計をある程度わかるように勉強しているなかで、バランスシートや資金繰り表に当てはめようとおもったのですが、「流動資産」などのどの項目に当てはまるかわからず、質問させていただきました。
ご教示いただけますでしょうか
税理士の回答

寺尾諭
仕訳で貸方に「元入金」、その対の借方に「損益」が出てきますが、この「損益」の勘定科目は1月1日仕訳される開始仕訳と呼ばれるもので、通常の勘定科目ではありません。
前年残高の事業主借勘定や事業主貸勘定を0にして元入金に繰り入れる仕訳なのです。通常の会計ソフトであれば、自動的にこの開始仕訳が行われるため、通常は気にする必要はありません。ちなみに損益勘定というのは前年の青色申告特別控除前の所得金額のことです。
ですので、財務諸表の損益計算書や貸借対照表、資金繰り表に当てはめることは出来ない単なる振替勘定なのです。
参考までに翌期首(翌年分の貸借対照表の1月1日)の元入金は、
次のように計算します。
(期末の元入金の額)+(青色申告特別控除前の所得金額)
+(期末の事業主借)-(期末の事業主貸)
これを1月1日の開始仕訳というもので、しているのです。
分かりやすいご回答ありがとうございます。
開始仕訳というのは理解しました。ただ、
バランスシートを作るにあたり、「元入金」を純資産にいれ「損益」を加えない場合、バランスシートがバランスないのですが、どのようにバランスをとればよいでしょうか?度々恐れいりますがご教示宜しくお願いいたします。

寺尾諭
バランスしない金額は昨年の青色申告特別控除前の所得金額と一致しませんか?
バランスしないその金額を元入金に加減算して、貸借を一致させて下さい。
ご回答誠にありがとうございます。一致いたしました。
今後も活用できそうです。ありがとうざいました。
本投稿は、2017年10月06日 11時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。