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勘定科目について

個人事業主です。主な仕事は建設業ですが他に新規にブルーベリー農園も始めたいのですが肥料やブルーベリーの苗は経費になりますか?
その際の勘定科目と仕訳を教えてください。

税理士の回答

肥料やブルーベリーの苗は経費(消耗品費)になります。

経費になるとの事でよかったです!

その際の勘定科目は何でしょうか?

その際の勘定科目は、消耗品費になると思います。

 先の先生のご回答で税務上の大きな弊害はありませんが参考としてください。
 農業所得者特有の固定資産として「生物」があります。生物とは、牛・豚・鶏等の畜産動物や、ミカン・リンゴ等の果樹などの植物が対象となっています。これらの生物を購入した金額が固定資産購入額となるわけではなく、生物が成熟したと考えられる年齢をそれぞれ設定し、成熟するまでにかかった経費を当初の購入額に加算して固定資産購入額を算定することになっています。
 この生物が成熟したと考える基準は、果樹等についてはその果樹等の償却費も含めて経常的な収支安定が認められる樹齢だとされていますが、多くは政令に規定された年齢・樹齢を用います。
 経理処理上は、その果樹苗が成熟樹齢に達するまでは、「育成仮勘定」という勘定科目を使って資産に計上していくことになります。ウメやアンズ等であれば7年経てば成熟樹齢に達しますので、そこで「生物」という資産勘定科目に振り替えることになり、減価償却費として経費算入が認められます。
 成熟するまでの費用配分については、広い畑で複数果樹を所有していて肥料費や農薬費をどのように按分するかといったことが問題となります。個別に管理するのは困難ですので、作付本数等で案分するというのが最も簡単な方法です。
 これらの按分方法によって経費として処理してあった費用を「育成仮勘定」に振り替え、成熟樹齢に達した後に「育成仮勘定」から「生物」勘定に振替え、ブルーベリー樹の法定耐用年数である25年で減価償却していくのが原則です。

本投稿は、2023年05月18日 11時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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