一般社団法人の基金の決算処理等について
非営利の一般社団法人で決算を担当している者です。次のことについてご教示ください。
いろいろ調べましたが分かりません。よろしくお願いします。
昨年8月に法人創立しましたが、資金がないので開業資金として社員から基金45万円を集め開業費、消耗品購入費等に40万円充てました。これをどのように貸借対照表に表示したらよいのか又、正味財産増減計算書における基金増減の部に記載したらよいのか分かりません。
創立費は13万円を役員借入金で調達し、繰延資産で計上、開業費も繰延資産で計上しましたが、正しいでしょうか。
税理士の回答

一般社団法人の経理実務には詳しくないので分かる範囲でお答えいたします。
①45万円の出資があったときの仕訳
(借方)預金 45 (貸方)基金 45
②消耗品費の金額が1つあたり10万円未満の場合であれば
(借方)備品消耗品 40 (貸方)預金 40
③創立費及び開業費は繰延資産として計上してもよいですが、一括で創立費及び開業費として費用計上しても問題ございません。任意で決めることができます。
どうぞよろしくお願いいたします。
基金を設定した場合には、貸借対照表の正味財産の部を基金、指定正味財産及び一般正味財産に区分し、当該基金の額を記載しますが、この額を取り崩して運営費に充てた場合の表示はどのようにするか、教示していただきたいのですが。

指定正味財産及び一般正味財産に区分
⇒これは貸借対照表の貸方で一般会計でいう資本金に相当する内容だと思います。社員からお金を受け入れたときに【(借方)預金】が出てきていませんか?取り崩すのは預金だと思いますので、仕訳は下記のようになると思います。
(借方)運営費 ×× (貸方)預金 ××
どうぞよろしくお願いいたします。
本投稿は、2018年05月05日 12時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。