決算時の家賃を前払い費用に振り替える仕訳 家事按分している場合
決算時の家賃を前払い費用に振り替える際の仕訳について質問があります。
私は自宅(賃貸)で個人事業をしていて、家賃は按分しています。
①決算時の仕訳は按分したあとの金額を前払い費用とするのか?
②按分前の1か月分の家賃全てを前払い費用とするのか?
疑問に思ったためご回答お願いいたします。
-----以下は例-----
【条件】家賃1か月分を100,000円として、預金口座から引落し。50%で按分したとします。決算月は12月とします。
毎月の仕訳は
地代家賃50,000円/預金口座100,000円
事業主貸50,000円
となるかと思います。
①按分した後の金額を前払い費用とする場合
決算時は 前払い費用50,000円/地代家賃50,000円 と仕訳し、
翌年1月に 地代家賃50,000円/前払い費用50,000円 と振り替える。
②按分前の1か月分の家賃全てを前払い費用とする場合
決算時は 前払い費用100,000円/地代家賃100,000円 と仕訳し、
翌年1月に 地代家賃100,000円/前払い費用100,000円 と振り替える。
①か②かどちらが正解でしょうか?
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

毎月の仕訳を上記のように処理しているのであれば、①が正解になります。
12月の支払い時に地代家賃勘定に計上された、1月分の50,000円の金額が、①の仕訳を切ることによって、取り消される結果、地代家賃勘定の残高は正しい金額に修正されることになるからです。
②の仕訳をすると、地代家賃勘定の残高は、正しい金額より50,000円少なくなってしまいます。
唐澤さんご回答ありがとうございます。
非常にためになります。
ちなみに、毎月の仕訳では按分せず、決算時に1年分の按分をまとめてするという方法もある事を知ったのですが、この場合はどうなるでしょうか?
同じ条件ですと年間で 地代家賃1,200,000円/預金口座1,200,000円 となりますが、決算時の仕訳は以下で正しいでしょうか?
決算時の按分 事業貸主600,000円/地代家賃600,000円
前払い費用へ仕訳 前払い費用600,000円/地代家賃600,000円
翌年1月に 地代家賃600,000円/前払い費用600,000円 と振り替える
引き続きご回答頂けましたら幸いです。
ご確認よろしくお願いいたします。
本投稿は、2023年03月27日 00時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。