期末で在庫0の場合の仕訳について
年商1000万以下の個人事業主、青色申告を行ってきたものです。
病気で仕事ができないので今年の年末で廃業届を提出予定です。
体調が回復すれば仕事を増やそうと思いましたが、2025年は結局、2024年の期末在庫を処分するためだけの年になってしまいました。
1月1日に
期首商品棚卸高 1000円 / 商品 1000円 と仕訳しており、その商品が期中に売れました。期末時点の在庫は0円、棚卸表も0円になりました。
12月31日の仕訳が必要なのかなと思い、自分でネットで調べて仕訳してみたのですが合っているのか分からないです。
12月31日 商品 0円 / 期末商品棚卸高 0円
これで登録しておけば大丈夫でしょうか?
年末のお忙しい時期に恐縮ですが、どなたかご教授お願いいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
相談者様のご理解の通りになります。
三嶋政美
その12月31日の仕訳は不要です。
ご状況を整理すると、1月1日に期首商品棚卸高1,000円を計上し、その在庫は期中にすべて売却済み。結果として期末在庫は0円で、棚卸表も0円になっています。この場合、期中の売上原価の計算はすでに完結しており、期末にあらためて仕訳を入れる必要はありません。
「商品 0円/期末商品棚卸高 0円」という仕訳は、金額がゼロである以上、会計的な意味を持たず、入力してもしなくても結果は同じです。むしろ、仕訳を入れず何もしないのが正解です。
なお、廃業される年であっても、在庫がゼロであることが棚卸表で客観的に確認できていれば問題ありません。
本投稿は、2025年12月30日 01時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







