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法人が持っている株式の決算時時価評価について

基本的な内容で恐縮ですが、法人が投資目的で持っている株式は決算時に時価評価して評価損益の計上が必須なのでしょうか?(会計上ではなく税務上の話です)
当社ではSBI証券を通じて上場株式を何銘柄か購入しており、決算時まで保有しています。
たまたま数か月で売る事になったものもありますが、基本的には長期保有目的で買っています。
私の認識では、売買目的の有価証券は税務上時価評価が必須、その他の有価証券は基本的に取得原価で評価、と思っていたのですが、合っているでしょうか?
もし合っている場合は、数か月ですぐ売る事になった株があることから売買目的とみなされてしまう可能性はありますか?

税理士の回答

【結論】
結論から申し上げますと、ご認識の通りです。投資目的(長期保有目的)で購入した株式については、税務上の時価評価は不要であり、原則として取得原価で評価します。
また、たまたま数か月で売却することになった株式があったとしても、それだけで税務署から「売買目的有価証券」とみなされる可能性は極めて低いです。

【理由】
理由は以下の通りです。
・税法上、期末に時価評価が必須となるのは「売買目的有価証券」のみと明確に定められているためです(法人税法第61条の3)。それ以外の有価証券は、原則として原価法(取得時の価格)で評価します。
・税法における「売買目的有価証券」とは、専ら短期的な価格変動を利用して利益を得る目的で取得し、かつ、取得した日にその旨を帳簿に記載したものなどを指します(法人税法施行令第119条の12)。

つまり、最初から長期保有目的で取得し、会社として短期売買目的の帳簿処理を行っていなければ、結果として数か月で売却することになっても、事後的に売買目的有価証券に該当することにはなりません。

本投稿は、2026年02月20日 12時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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