領収書の無い、日当支払い他 教えてください。
いつもお世話になっております。
先日、人数が足りないとの事で、下請け業者の方や社長の友人知人等複数名で仕事をされたそうです。
個人的には、後日「外注費」として支払いをするのだと思っていましたが、当日社長が「アルバイト料」として日当を手渡ししたとの事で、立替分のお金が欲しいと言われました。
社長には「領収書を書いてもらってください」と伝えたのですが、「書いてもらえない人がいる。無理だ」と言われました。
また、本当はイケないことですが、空の領収書を複数枚渡され
「〇〇円渡したけど、合計で△△円になるように記入して」とも言われました。その際「差額は俺がもらえばいいんだ」と。
「領収書を書いてもらえない」と言う事と名前のみ記入がしてある空の領収書を出された時点で、アウトだと思うのですが・・・
役員をされている社長のご家族に一度同じような困りごとを相談したのですが、その際
「経理の人って会社のお金を自分の物と勘違いするのね」と言われ、それ以降相談ができない状態です。
実際、会社のお金だから「どうでもいいや」と思ってしまえば、楽なのですがいずれ自分の首を絞める事になりかねないわけで、どうすべきか困っています。
ちょうど、税理士さんが変わり個人的に信用できる方だと思うので、相談してみようかとも思ったのですが・・先にここで相談させていただいています。
今の税理士さんが、社長が本来個人で支払うべき物を経費で払っている場合も「役員報酬として訂正できるから」というような事も言っていただいたので、とりあえず社長から請求された立替金額から、社長が言われていた一人当たりの日当×人数を「外注費」として、残りの差額を「事業主貸」として付けておこうかと思うのですが・・・
正直、どうすればよいのでしょうか。担当の税理士さんにこの様な会社の恥を話してしまったほうがよいのでしょうか。
一人で考えると悪いほうにしか行かないので、何かアドバイスをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

新木淳彦
こんにちは。
正直なところ、困った問題ですね。
社長の発言に対しても、証拠という部分では欠けていますしね。もしかしたら、この問題が発覚したときに、相談者様の責任になする付けられてしまう可能性もありますかね。
そうなると、非常にナイーブな問題だと思います。
一番は、担当されている税理士に相談するべきですが、そこでも社長にとぼけられてしまうかもしれません。
何れにしましても、ストレートには解決できないと思います。
ではどうするか、ですが、やはり責任が自身に及ばない方法(システム)を構築するべきでしょう。
その一環として、「社内支払指示書」なるものの検討をされ、税理士さんから提案してもらっては如何でしょうか?
会社の運営上、経費に対して領収書の出ない経費もあります。当然、社長が立替えたなんて言う経費もあります。清算前は領収書あったのに、計理へ渡す前に紛失してしまったなんて言うこともあります。
そこで登場するのが、「社内支払指示書」になるわけです。
申請者名、日付、金額、内容等を記載し、これこれこういう理由で支払った、又は、支払うので、必要な金額を支払うようにして下さいというような指示書です。
これは、例えば慶弔費、自動販売機による消費等も含まれますし、社長といえどもこの指示書により会社のお金を出勤することが出来ると規則化すれば宜しいかと思います。
なお、これにつきましては、担当税理士に事情を説明し、担当税理士から社長に、「経費でも領収書の出ない経費もあるよね、それらについても経費化したいとなれば、このような社内支払指示書」みたいなものを作成しておかないと、後々問題になったとき、大慌てすると思うよと、誘導してもらうのが一番だと思います。
この様な書面で、今事業年度当初からのものを作成するとすれば、今回の問題も相談者様の責任にはならずに済むと思います。
ご検討をお願いいたします。
ありがとうございました。
税理士さんには、現状をお伝えして一緒に考えてみます。
会社の恥も全て知っておいていただいた方が、今後の会社の為にも私の為にも良いのかもしれませんね。
ありがとうございました。
本投稿は、2021年10月25日 12時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。