法人設立前に契約した仕事の請求書は個人事業主名義で請求?法人名義でOK?
個人事業主から法人成りを検討中です。
まだ個人事業主の期間に契約した業務について、法人成り後に請求書を発行する場合は、個人事業主の売上として個人事業主名義で請求書を出して、個人事業主の口座への入金になるのでしょうか?それとも法人名義で請求書を発行して、法人の売上にしていいのでしょうか?
税理士の回答

個人と法人では人格が異なるため、個人事業主としての契約を法人としての契約に相手先の了解を得たうえで巻き直さない限り、個人として請け負った業務のままであるため、個人事業主の業務として取り扱うことになると考えます。
お返事ありがとうございます。
法人名義で契約をし直す場合、取引の相手側には何かデメリットがあるものでしょうか?

税理士の専門性の範囲外の内容と考えますので、あくまで一般論としてお答えします。
ご依頼主様が法人化後にどのような経営体制をとられるかがわかりませんが、他の経営者の方が入ってきたり株主の方が入ってきたりするのであれば、取引先の方針とそりが合わずに契約に影響することもあるかもしれせん。
また、個人で事業をしていた場合には個人保証のような形で契約の履行を担保していた部分が、法人となれば別人格になることで会社が履行義務をもつことになりますので、取引先からみると不安に感じられる部分もあるかもしれません。
いずれにしても取引先に事前にご説明し、デメリットを感じないように納得していただく、または契約内容に織り込むのがよいと考えます。
法的な側面から正確な整理をされたいのであれば、弁護士の方にご相談いただくことになるかと考えます。
ご回答ありがとうございました
相手方の納税額が増えるというような税務処理に影響が生じることを心配していましたが、それだけに影響は止まらない可能性もあるということですね。事前に知ることができてよかったです。いずれにせよ、まずは取引先と相談をすることが第一だとわかりましたので、慎重に進めたいと思います。この度はありがとうございました!
本投稿は、2021年11月13日 00時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。