棚卸と未成工事支出金について教えてください
青色申告で建築業を営んでいます。
数ヶ月前より元請で仕事を受けるようになったため、今期より「未成工事支出金」を用いて会計処理をしようと思っています。
それで基本的な質問でお恥ずかしいのですが、
①仮に未成工事支出金に未完成の現場に関する原価が一切漏れなく正確に計上されていた場合、青色申告決算書の「期末商品(製品)棚卸高」として計上されるのは、工事に関係のない物品の在庫分だけとなるのでしょうか?
②(ありえないと思いますが)もし棚卸の結果、工事に関係のない物品在庫が0だとしたら、「期末商品(製品)棚卸高」は0となり、未成工事支出金の項目のみに数字が入るということになるのでしょうか?
③やよいの青色申告オンラインを使用していすが、未成工事支出金の追加場所は、棚卸資産の区分、もしくは他流動資産の区分、どちらでしょうか?
今は他流動資産の区分に追加していますが大丈夫でしょうか?
建築業の経理は初めてで、質問が初心者すぎてお恥ずかしいのですが、教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

①②個人的見解ですが、工事で使用する材料等が未使用のままで残っている場合、当該材料等は「期末商品(製品)棚卸高」に含める必要があるものと思います。
未成工事支出金は、工事原価のうち、いまだ完成していない(売上に計上していない)工事の原価であり、期末に材料が手元に残っている場合、当該材料は工事に使用していないため、工事原価とは言えず、未成工事支出金には含まれない、と考えるのが妥当だからです。
③未成工事支出金は、棚卸資産としての性格が強いので、棚卸資産に区分できればそのほうがベターです。
ご回答いただきありがとうございます。
教えていただいたように処理しようと思います。
将来的には法人化も視野に入れていますので、建築業会計のこともきちんと勉強しようと思います。
教えていただき大変助かりました。
ありがとうございました。
本投稿は、2022年01月12日 21時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。