株式譲渡の相続税評価額について
株式売買における時価(相続税評価額)とは、いつの時点での価格なのでしょうか?
①当社の決算が8月末なのですが、決算前の8月中に株主間で株の売買をしたいと申し出がありました。その場合、7月末における資産および負債額をもとに相続税評価額を算出すべきなのでしょうか?
②ちなみに、前年8月末の決算時の株価は算定済みなのですが、そちらを使用して売買してもよいのでしょうか?
③相続税評価額が額面価格の2倍となるのですが、額面での株の売買をすると、税金は発生しますか?
税理士の回答
①原則として直前期末の相続税評価額になりますが、純資産価額方式については含み損益の大きい資産について譲渡直前に再計算する修正純資産価額方式によることもできます。
②①の通りなので問題ないと思います。
③貴社が同族会社なのか、売主買主は個人なのか法人なのか、同族株主なのか、売主と買主は同族関係者なのか等の組み合わせによって税務上の時価は異なりますし、課税関係も異なってきます。
株価算定は自社でされているのですか?
顧問税理士がおられるのであれば、③の通り売主買主によって、また、譲渡価額によって課税関係は大きく変わってきますので、具体的に相談された方がよろしいかと思います。
非公開株式の譲渡については、判断を誤ると思わぬ課税が生じますので。
本投稿は、2022年07月15日 12時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。