[住民税]ふるさと納税の有用性 - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
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ふるさと納税の有用性

ふるさと納税の有用性についてお伺いしたいことがあります。

ここ数年、私自身や家族も、ふるさと納税で寄付をして確定申告にて
控除を受けております。
しかし、家族から「ふるさと納税を多くしていると変に調査が入るからやめろ」と
突然、言われています。

そこで、3点質問がございます。

1.国税庁も総務省もふるさと納税に関するWEBページを公式に公開していて、合法的に納税者が得をできるシステム(寄付)と認識しているのですが、一時所得扱いにならないレベルで、ふるさと納税をしていても、税務調査が入る可能性は高いのでしょうか。

2.私の周りの税理士は誰も、ふるさと納税をやっておらず、何故やらないのかと質問しても、「所得が大したことがないから」との回答で、少しでも得をしようという考えがあまりないのかと思っておりますが、税理士の世界では、自身が住んでいる地域の税収が下がるため、積極的には使わないシステムなのでしょうか。

3.ふるさと納税は大雑把に言えば、税金の先払いという認識をしており、ふるさと納税で寄付することは「節税ではない」という認識でおります。
故にふるさと納税で得を得ようとすると、返礼品で得を得るということと思いますが、返礼品の価値が3割とした場合、10万円の寄付で、ふるさと納税をしない場合よりも、3万円分の得をするという考え方で良いのでしょうか?
(*2000円の自己負担は無視しています)

宜しくお願いいたします。

税理士の回答

1.国税庁も総務省もふるさと納税に関するWEBページを公式に公開していて、合法的に納税者が得をできるシステム(寄付)と認識しているのですが、一時所得扱いにならないレベルで、ふるさと納税をしていても、税務調査が入る可能性は高いのでしょうか。


一時所得ということがよくわかりません。が、
何故、ふるさと納税と、税務調査が、並列に出てくるのでしょう。
税務調査は一切問題にしないでよい。・・・と考えます。

2.私の周りの税理士は誰も、ふるさと納税をやっておらず、何故やらないのかと質問しても、「所得が大したことがないから」との回答で、少しでも得をしようという考えがあまりないのかと思っておりますが、税理士の世界では、自身が住んでいる地域の税収が下がるため、積極的には使わないシステムなのでしょうか。


あなたの周りの税理士の意識状態がわかりませんが・・・利益が出ていないのなら、あまりする意味はありません。正しいですね。

3.ふるさと納税は大雑把に言えば、税金の先払いという認識をしており、ふるさと納税で寄付することは「節税ではない」という認識でおります。


節税ではありません。2000円多く税金を支払います。
返礼品を楽しんでいるのです。
利益との兼ね合いで、2000円以上になることもあります。

故にふるさと納税で得を得ようとすると、返礼品で得を得るということと思いますが、返礼品の価値が3割とした場合、10万円の寄付で、ふるさと納税をしない場合よりも、3万円分の得をするという考え方で良いのでしょうか?
(*2000円の自己負担は無視しています)

2000円を無視すると、考えられなくなりますので、
100,000円寄付をする・・・
住民税+所得税は98,000円少なくなる。
出費は、結果2000円多くなる。
2000円で、30,000円のものを買える。
30,000円のものが、あるサイトでは、この商品を9,000円で売っている。
では一体いくら得をしたでしょうか?
7000円です。
100,000円寄付をして、7,000円しか得をしない。
忙しい中、あまりふるさと納税はしたくなくなりませんか?



する意味は、やはり寄付をする自治体の頑張る努力に報いるためではないでしょうか?

ここに、ふるさと納税の真の意味はある・・・と考えます。

こんばんは。
ご質問の件ですが、ふるさと納税をすることで税務調査が入ることはあるのか、についてですが、ふるさと納税をしたから調査対象になるというのは、間違った考え方であると思います。私を含め、事務所の関与先お客様も、ふるさと納税をしっかりとしておりますが、税務調査に入られた事実はありません。
今までの調査におきましても、ふるさと納税が原因とした調査の経験はないと思っております。ですので、安心してふるさと納税を活用して下さい。
2つ目の税理士の世界では、自身が住んでいる地域の税収が下がるので積極的には使用しないのか、との質問ですが、そんなことはありません。自身の住んでいる地域にふるさと納税することもできます。ただし、この場合、返礼品の配布はありませんけどね。
実際に、私もふるさと納税は活用しておりますし、知っている税理士もふるさと納税を活用しております。たぶん、それぞれの先生方の考えで活用するしないを決めているのではないでしょうか。
3つ目の質問ですが、基本的にはお考えの通りで宜しいかとは思いますが、1点注意が必要です。
それは、無条件に寄付金控除できるというものではなく、各人の所得により上限額があるということです。この上限額につきましては、ネット上で幾らまでの寄付だったら有利になるかの計算が趣味レーションできるようになっておりますので、そちらを活用されれば宜しいかと思います。
たしか、ふるさと納税のHPにも掲載されていたような気がします。

私の場合、ふるさと納税の動機は、やはり返礼品です。返礼品を頂きながら、正しく税金の前払をしている感覚でおります。
以前には、私の住む長野市でも、台風災害があり、ふるさと納税により、多くの金額が長野市に寄付されました。これはこれで非常にありがたいことです。
もしも可能であるならば、返礼品を選択する楽しみを得つつふるさと納税を楽しまれれば宜しいのではないでしょうか。

竹中様

お忙しい中、ご教授頂きましてありがとうございます。

ふるさと納税と税務調査に因果関係はない旨、安心致しました。
私自身も何故、家族からこのような意見が出るのか不思議でした。
「一時所得」については、返礼品の価値が3割と換算し、年167万円以上のふるさと納税をした
場合に、別途、確定申告時に記載する必要になるという記事がありましたので、167万円以上の
寄付はしていないという意味で記載させて頂きました。

利益が出ていなければ、あまりする意味がない・・・確かにそのようなことも言っておりました。
竹中様のご意見で納得致しました。

最後の計算式、分かりやすく非常に助かりました。
要は返礼品の実際の市場価格から2,000円を引いた値がプラスになれば
得であり、市場価格が寄付金額の3割に値する額以上であれば、より
得をするということですね。
この点がネット上でよくある、所謂「還元率」に関係してくるということで、
私の中で理解致しました。
同時に約7,000円以上の寄付かつ市場価格が2,000円以上でないと、
マイナスになるとも理解致しました。

ふるさと納税は本来、首都圏に集まっている税金を地方に分散し、
地方を活性化するという目的であることは承知しております。
一方、納税者としては普通に税金を支払うよりも、少しでも得をして
納税したいという気持ちが強くあります。

改めまして、ご回答、ありがとうございました。

新木様

お忙しい中、ご教授頂きましてありがとうございます。

実体験でも、ふるさと納税が起因で調査が入った経験がないという
貴重な経験談を教えて頂きまして、ありがとうございます。

新木様やお知り合いの税理士も、ふるさと納税を活用しているという
ことで、税理士の世界では全くやっていない訳ではない旨、安心致しました。
確かに税理士によって、する・しないを判断しており、私がお願いしている税理士
が、たまたま、やっていない税理士だったというだけかもしれません。

控除限度額については新木様の仰りますように、シミュレーションにて限度額を
確認しております。
話は逸れますが、私の所得は所得税率40%の位置でして、中々、節税や得なことが
できない業種ですので、使える制度は最大限、活用したいと思っており、ふるさと
納税に目を付けた次第です。

私自身も返礼品を軸に活用しています。
返礼品に加え、納税する際にクレジットカードで決済するため、クレジットカード会社からのポイントを貯めたり、ふるさと納税運営サイト独自のポイントを貯めて、キャッシュがでないよう実質ではありますが、倹約しているつもりです。

改めまして、ご回答、ありがとうございました。
機会がありましたら、長野市に寄付をさせて頂きます。

おはようございます。
ふるさと納税は、大分多くの方に浸透はしてきたと思います。でも、楽しみ方は人それぞれで、私はそれで良いと思っております。
返礼品を選ぶ楽しみの中には、市の地域の事を学ぶこともあります。寄付が先行しても、その後において、実際にその土地を訪れることもあります。その土地の人と触れ合うこともあります。
確かに、ふるさと納税は税金に関する一面を大きく有しておりますが、楽しみ方も、活用の仕方も色々とあり、寄付額以上のものを得ていると考えられれば、それで納得できます。
ご主人の場合、所得税率も高い方に位置しておりますので、結構な額をふるさと納税に活用できると思います。
これからも楽しんでふるさと納税を活用して下さい。

本投稿は、2021年05月10日 17時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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