延滞税は一生かかるのか
例えば、1000万円の納税が必要となり、それが払えずに何年もかかって完納するとします。
年間で14.6%かかるとすると、単純には1年後には1146万円となると思います。生活が苦しくて僅かずつしか納付できなかったとすると、2年後はまたほぼ146万円がプラスされて約1292万円となると考えてよろしいでしょうか?
永遠に14.6パーセントがかかると、一度追徴が多額になった後に生活が苦しくなった人は永遠に納められないと思います。
やはりこれがルールとしてやむを得ないのか、もしくは実務的には何か考慮されることがあるのでしょうか?
税理士の回答

竹中公剛
年間で14.6%かかるとすると、単純には1年後には1146万円となると思います。生活が苦しくて僅かずつしか納付できなかったとすると、2年後はまたほぼ146万円がプラスされて約1292万円となると考えてよろしいでしょうか?
元の1,000万円について毎年からる。
永遠に14.6パーセントがかかると、一度追徴が多額になった後に生活が苦しくなった人は永遠に納められないと思います。
そのことは考えていません。死んでも、相続人が払います。
やはりこれがルールとしてやむを得ないのか、もしくは実務的には何か考慮されることがあるのでしょうか?
ないと考えます。
早速ありがとうございました。なるほど、厳しいですが仕方がないですね。

(回答内容)
1 滞納税金の発生日(本税の法定納期限の翌日)から、本税(一部)納付日までの「単利」で「積上げ計算」と考えた方が理解しやすいと思います。(納付誓約による分納期間中)
2 延滞税(本税の法定納期限から2か月超)の税率ですが、平成26年分以後、年14.6%ではなく、「特例基準割合」に変更されています。
3 「納税の猶予」、「換価の猶予」等に該当する場合、「延滞税」を軽減する制度がありますので、税務署等の徴収担当と良く相談してみてください。
(回答理由)
以下のWEBページを参照ください。
上記1・2について
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/entaizei/keisan/entai_wariai.htm
上記3について
https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/tyousyu/150302/08/02.htm
本投稿は、2023年09月22日 16時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。