学生が金を売却する際の税金、扶養、確定申告について
22歳学生です。アルバイトを辞め(給与収入0円)、10年保有していた金のインゴット100gを売る予定です。
金の価格は、10年前の購入時は1gあたり5000円(所得額50万円)、売却時は1gあたり17000円(売却額170万円)とします。
この場合、次の3点についてはどうなるのでしょうか。
①払うべき税金(所得税、住民税)はいくらになるのか
②親の扶養から外れることになるのか
③確定申告は必要なのか
税理士の回答
質問についてです。
①払うべき所得税・住民税について
結論
所得税・住民税ともに0円。
理由
金の売却については、譲渡所得(総合課税)という所得税の分類になります。
保有期間が10年とのことですので、所有期間5年を超えているため長期譲渡所得に該当することになります。
長期譲渡所得の所得金額の計算式は、
(譲渡価額ー(取得費+譲渡費用)ー50万円)×1/2なので、数値を当てはめると、
((170万円ー50万円)-50万円)×1/2=35万円となります。
金の売却のみと仮定すると、35万円が合計所得金額となります。
基礎控除(令和7年度)について合計所得金額135万円以下の場合、95万円となりますので、課税される所得金額は、0円となります。
よって、所得税・住民税の課税はないと考えられます。
②親の扶養から外れるのか
結論
外れない
理由
合計所得金額が58万円以下のため
③確定申告の必要はあるのか
結論
必要なし
理由
⑴給与所得がない
⑵基礎控除を控除した後の金額が0円のため
※心配であれば確定申告をしてもらっても構わないと思います。
早速にご教示いただきありがとうございます。
参考にさせていただきます。
本投稿は、2025年06月25日 22時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。