合計請求書でインボイスの要件を満たす場合
当社は取引先へ交付する合計請求書でインボイスの要件を満たす方針で検討しており。取引先1業者につき、月の請求書は1枚、というイメージです。明細書は付けますので枚数は複数枚になります。
今までは取引先の各部署単位や各担当者単位で請求書を交付していました。
合計請求書でインボイスを達成するということは、合計請求書で消費税の端数処理一回がルールだと思います。
仮に取引先に各部署単位で請求書が欲しいと言われた場合、消費税額を部署毎に振り分ける事は不可能でしょうか?不可能であれば各部署単位には税抜金額の単なる明細書を交付することしか出来ないのでしょうか。
税理士の回答

米森まつ美
回答します。
各部署ごとに、インボイス(請求書)を交付することは可能ですが、「消費税額を振り分ける」という考え方での作成は難しいと思います。
なお、「合計請求書」をインボイスとして、各部署への明細書に記載する消費税額は「参考」と付記(作成)して記載することは可能です。
ただし、この場合も各部署の消費税額は、あくまでも参考であるため、「振り分ける」という考え方にはならないと思います。
また、明細書に記載した消費税額が参考である旨は、明細書に記入するだけではなく、取引先にも先にお伝えするか、備考欄に「明細書の消費税額は参考であり、明細書を合計した消費税額等と、インボイスの消費税額等とは異なります。」などの文言を入れることをお勧めいたします。
本投稿は、2023年07月23日 21時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。