買取の際の消費税の扱いについて - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
  1. 税理士ドットコム
  2. 税金・お金
  3. 消費税
  4. 買取の際の消費税の扱いについて

買取の際の消費税の扱いについて

主婦です。
趣味のヴァイオリンを買い替えようとしています。
楽器店で新しい物を買う際、今まで使っていた物を買い取って貰うにあたり、消費税分は支払わないと言われました。
はたしてそのような扱いで良いものでしょうか。
よろしくお願いします。

税理士の回答

税理士ドットコム退会済み税理士

それはたんに買取価格の問題だと思いますので、
一円でも高く買い取ってもらえばよろしいのではないでしょうか。

以下、理屈の話です。
そもそも趣味で使われていか方に対して、消費税を払うことが
おかしいですよね。消費税というのは、消費者から事業者へ、
あるいは事業者から事業者へ支払い、やがて国に納付されるものです。
もしご質問者さまに消費税が支払われても、国に納付されることなく
行方知らずになってしまいます。

しかしながら、実は、楽器店は(課税事業者であれば)買取時の消費税を
自身の消費税計算に含めることができます。
すなわち、仕入税額控除を受けられるというわけです。
趣味人から中古買取したものでも、メーカーから仕入れたものでも
同じように取り扱うことができます。
たとえば20万円で下取りした場合、
20万円×8÷108=14,814円を国に納める分からマイナス、
あるいは国から還付を受けられます。

おかしいしくみですが、制度の限界で仕方ないとされてきました。
そこで、2023年からインボイス制度が導入予定です。
経過措置があるものの、インボイス制度が本格運用されると
こういったおかしなことがなくなります。

本投稿は、2017年12月24日 14時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

消費税に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

消費税に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,227
直近30日 相談数
667
直近30日 税理士回答数
1,231