[固定資産税]賃借人の家賃未払について - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
  1. 税理士ドットコム
  2. 税金・お金
  3. 固定資産税
  4. 賃借人の家賃未払について

賃借人の家賃未払について

父が亡くなったことにより、長年父が対応していた家賃回収を母が引き継ぐことになりました。

父が亡くなってから数カ月は払っていたようなのですが、しばらくするとあれこれと理由をつけて払わなくなり、既に一年以上も家賃を払っていないようなのです。

内容証明を送って催促を行ったのですが無視され、訴訟を起こそうと思ったのですが、調べてみると色々と複雑な事情になっていました。

-土地は私達の資産ですが、建物は他人名義。
-生前、父からは建物を購入した旨、聞いていたのですが、仮登記はされているが正式には移っていない。(購入金額は支払ったと聞いています)
-これまで建物の名義人から何かしら請求されたことはない。
-建物の固定資産税は私達が支払っている。
-賃貸契約書などを取り交わした形跡がない。(口約束?)

以上のような状況ですが、裁判を行って家賃を徴収することはできるのでしょうか?
それとも建物の名義人と登記関係を解決してからの方がよろしいでしょうか?

イレギュラーなことが多すぎて、対策が分からない状況です。
よろしければ、ご教授いただければ幸いです。

税理士の回答

法的に不安定な状況と見受けられます。
まずは弁護士の先生にご相談されてはいかがでしょうか。

家賃の回収は可能ではありますが、その前提として賃貸人としての法的地位を整えることが最優先となります。現在は建物が仮登記のまま他人名義であり、実体と登記が一致していないため、訴訟に進んだ場合に「賃貸人性そのもの」を争われるリスクがあります。

一方で、お父様が長年家賃を受領し、ご家族が固定資産税を負担してきた事実は、黙示の賃貸借契約の存在を推認させる事情となります。ただし、これだけを根拠に訴訟を提起すると、権利関係の脆弱さが不利に働く可能性があります。

したがって、まずは仮登記の本登記を進め、建物の所有関係を明確化することが最も重要です。この整理を行ったうえで未払い家賃の請求を行えば、法的な主張も安定し、回収の実効性が高まります。

以上の状況から判断すると、最終的には 弁護士への相談が適切と考えます。

本投稿は、2025年11月17日 19時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

  • 叔父の住む固定資産税の納税者について

    固定資産税の納税者について教えて下さい。 祖母が亡くなり、父が土地を叔父が建物を相続しました。 その建物には叔父が一人で住んでおり、相続の際に話し合いで、叔...
    税理士回答数:  2
    2018年04月15日 投稿
  • 未登記不動産の所有権について

    お世話になっております。 先日、父が死亡したため、遺産整理を行っています。 遺産の中で、未登記不動産の建物があることが分かり、下記のような状況でした。 ...
    税理士回答数:  1
    2023年09月12日 投稿
  • 実家の固定資産税

    固定資産税についてお聞きします。 実家に父が独居で住んでいます。相続人は私1人です。高齢なので今のうちに名義変更するか迷っています。名義変更し、私名義の土地、...
    税理士回答数:  1
    2025年02月03日 投稿
  • 役員社宅の家賃について

    役員社宅として契約しているマンションの家賃を法人で全額払い、その後 一定額役員から法人に払わなければならないということで 支払う額について質問です。 ...
    税理士回答数:  2
    2023年11月11日 投稿
  • 遺産分割協議の遡及効

    13年前に父が亡くなり今年母が亡くなりました。母が父の死後も住んでいた家と土地は登記簿上父名義のままでしたが、母が亡くなるまでその固定資産税は母が払っていました...
    税理士回答数:  2
    2018年04月04日 投稿

固定資産税に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

固定資産税に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
160,896
直近30日 相談数
899
直近30日 税理士回答数
1,457