暗号通貨(XEXマイニング)の税金について
初めての暗号通貨にどこまでが課税対象になるのかが不明で不安に感じています。いつの間にか脱税になっていないかしっかり勉強していきたいと考えています。よろしくお願い致します。
下記のような場合にについてご教授下さい。
自分名義の複数口座で計90万円分XEXという通貨に交換しました(計13万XEX)。
aそれを全て別の通貨に交換(XEXの価値が下がり交換時13万XEXは40万円相当)
→b妻の口座に送金
→c妻の口座で再度XEXに交換
→d妻の口座でXEXをTOB公開買い付けで80万円分売却
→e自分の口座に送金
この場合かかる税金額は
①aで1度利益確定しているが、価格はマイナスになっているので非課税。(購入時90万円が売却時40万円)
②bで自分口座から妻口座に送金しているので贈与になると思いますが110万円以下なので非課税。
と考えてよろしいでしょうか?
③dで妻口座に利益80万円が確定したが、これに対する税金について教えて下さい。
(1)贈与の場合は贈与者の贈与価額を引き継ぐと聞きました。そうなると、贈与者の購入額90万円-贈与を受けた妻口座での売却80万円=-10万円となり非課税と考える
(2)妻口座での利益と考え80万円が課税対象となる
(3)その他
④確定申告の必要性はありますか?(自分、妻)
⑤利益が出なかった場合や利益が20万円以内だった場合でも確定申告は必要ですか?
乱文で伝わりにくい部分もあるかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。
税理士の回答

北原雄二
暗号資産について現在確定している内容について教示したいと思います。
暗号資産(仮想通貨)の税金が発生するパターンは4つあります。
② 暗号資産の売却②決済手段として暗号資産を使用した時③暗号資産を他の暗号資産に交換した時④マイニングにより暗号資産を取得した時、以上の4つです。
国税庁は、個人が運用して得たビットコインに係る経済的利益について原則、雑所得に該当することを明らかにしました。総合課税の雑所得に区分されるため、ビットコイン同士の損益では通算が可能であり、また同じ雑所得の区分である年金所得などからも通算ができます。ただし、上場株式やFXとの通算はできませんし、その年に発生した損失を翌年以降に繰り越すこともできません。
以上の内容があればある程度参考になるかと思います。
ご丁寧にありがとうございます!
参考にさせて頂きます!

北原雄二
現時点で暗号資産にかかる国税庁が出している指針等がありますので参考にしてください。
「国税庁 個人課税課情報 第8号 平成30年11月21日」
「仮想通貨に関する税務上の取扱いについて(情報)」FAQである。
また、令和元年度税制改正においては「仮想通貨の売買におけるその取得価額の計算方法の明確化に伴う改正」が行われ法定評価方法(=総平均法)(所令119の5)が定められました。
今後、評価方法については、翌年の確定申告期限までに税務署長に対し選定した評価方法の届出が必要です。なお、届出がない場合は総平均法が適用となります。
蛇足ですが、「国税庁情報4号(FAQ)」もありますので参考としてください。
本投稿は、2019年10月29日 23時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。