一時所得の税金について
一時所得の税金について、計算方法がよくわからないため教えていただきたいです。
年収370(手取り260)
一時所得で740(経費360)
上記にかかる所得税、住民税を教えていただきたいです。
また、確定申告は所得税、住民税で別々なのでしょうか?
それぞれの時期、流れを教えていただきたいです。
税理士の回答

加門成昭
年収370(手取り260)となっていますが、所得の種類は何でしょうか、給与所得や公的年金の収入以外であれば必要経費の額も必要です。
また、社会保険料控除や扶養控除などの所得控除額の合計額も必要です。
それらが不明ですと税額計算ができません。
所得税と住民税の関係ですが、所得税について税務署に確定申告しますと、5月か6月ころ所属の市区町村から住民税の通知がなされます。市区町村は税務署から提供される確定申告データを基に住民税の計算をすることになっています。

加門成昭
追加です。
所得税の確定申告時期は、所得があった年の翌年2月16日から3月15日の間です。住所地を所轄する税務署に確定申告書を提出することになります。
上記年収は勤めている会社からの給料です。
年収370万の所得の種類が、給与所得の場合
収める税金はそれぞれいくらくらいになりますか?
また出た所得税、住民税は
年末調整で出た所得税、住民税も含まれていると思います。
確定申告時に支払うのは年末調整で出たそれぞれの税金を引いた金額という認識でよろしいでしょうか?

加門成昭
所得控除額の合計額も教えてください。それがわからないと計算不能です。
源泉徴収書に書かれている、所得控除額の合計でしたら約107万円です。

加門成昭
370万円(給与所得の収入)⇒252万円(給与所得控除後の金額 + (740万円-360万円 - 50万円)×1/2 = 417万円
417万円 - 107万円 = 310万円 ⇒ 212,500円(所得税額)
212,500円×102.1%(復興特別所得税分加算) -(給与所得の源泉徴収税額)=確定申告時の所得税納付税額
住民税の額は310万円の10%強になります。住民税の納税は一時所得の分も含めて会社で源泉してもらうか、一時所得の分は源泉せずに4回に分けて別途納付することを選択できます。この選択は所得税の確定申告書に所定の記載欄がありますので、そこに記載することでできます。
ありがとうございます。
住民税の方がかかるのですね。
所得税は212500円ということですが、
これは一時所得と給与所得の合計した所得税だと思います。
来年確定申告後に支払う所得税はここから給与所得分の税金を引いた一時所得分の税金でしょうか?
それとも、上記212500円を確定申告時に支払い、別で毎月給与所得で計算された所得税が支払われていくのでしょうか?
住民税も会社と別で支払った場合、31万円強という金額から給与所得にかかる税金が引かれたものを個人で支払うのか、それともまた別物なのか。
お願いします。

加門成昭
212,500円×102.1%は、給与と一時所得の合計分です。確定申告時に支払うのはこの金額から給与の源泉徴収税額を引いた残りになります。
住民税31万円強というのは合計額で、一時所得分も含みます。別途納付を選択した場合には給与対応分は源泉徴収され、給与以外の分は別に納付するということです。
本投稿は、2023年09月10日 18時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。