みなし退職金?の正当性について
家族経営の会社で経理をしています。
オーナー家の役員Aさん(仮名)が個人的に多額の借金を背負ってしまい、会社との協議後一度役員を退任し、役員退職慰労金を出し、その慰労金を借金返済に充てることになりました。
Aさんの生活状況は借金を返済しただけで安定したものではなく、給料は大幅に下がりますが役員を退任後、再度平社員として雇用関係を結び会社に残ってもらっています。
経緯からして、みなし退職金というものに当たるかと思います。
会社側は周囲の混乱を避けるためという理由で、従業員や取引先にAさんが退任したことは周知せず、仕事内容も変わっていませんでした。
そのような状況で、次の役員改選の機会にそのAさんをもう一度役員に復帰させようという声が上がっています。給与体系は役員をやっていた頃に戻し、大幅に上がります。
平社員をやった期間は1年間。役員退職慰労金を受け取り、退任したことは周囲に伝えず仕事内容も変わっていなかった。このような状況で仮にAさんが役員に再任した場合、何かのきっかけでトラブルに発展する可能性はあるでしょうか?
ご回答頂ければ幸いです、よろしくお願い致します。
税理士の回答

土師弘之
「退任したことは周囲に伝えず仕事内容も変わっていなかった」ということは、役員でないのにあたかも役員であるかのように取引を行ったということですので、その間の役員としての行為は、当然、「何かのきっかけでトラブルに発展する可能性」は大いにあるになります。
税金の問題ではなく、法律行為の問題ですので、弁護士の領域だと思われます。
本投稿は、2024年07月17日 12時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。