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非居住者であるうちに取得した株式の売却に関わる為替差益および譲渡益

日本の非居住者としてアメリカの現地の会社で仕事をしています。米ドルで給与を受取り、これを原資に米国株式を購入しました。

ここで米国株式を持ったまま日本に移り住み、その株式を売った場合、為替差益および譲渡益はどのように計算されるのでしょうか?

例えば日本の非居住者であるときに10000ドル分の株式を購入し、日本に帰国し日本の居住者になった後に、15000ドルで全株式が売却できたとします。購入時の為替レートは1ドル100円、売却時には1ドル150円であるとします。

このとき、次のようなパターンが考えられるのかなと思います。

1. 5000ドル、つまり5000*150=75万円分の譲渡益があるとみなし、15000*150 - 10000*100 = 125万円分の為替差益が発生するとみなす。
2. 5000ドル、つまり75万円分の譲渡益があるとみなし、10000*150 - 10000*100 = 50万円の為替差益が発生するとみなす。
3. 5000ドル、つまり75万円分の譲渡益があるとみなし、為替差益は発生しない。
4. 15000*150 - 10000*100 = 125万円分の譲渡益があるとみなし、為替差益は発生しない。

(1)は二重課税のように見えます。(2)は一見妥当なようにも見えるのですが、これが例えば日本人ではなく、アメリカ生まれのアメリカ人が、たまたま最近日本に引っ越して居住者になったときに株を売り「あなたが40年前に買ったときの株を、そのときの為替レートで日本円で取得したと仮定して為替差益分の税金を収めろ」と言われても、なにか公平性に欠くような感覚があります。(3)は自分としては嬉しいですが……(4)は日本円を原資に買っていたらこうなるのかな、と考えます。

一番整合性がありそうかなと思われるのは(4)なのですが、実際はどのような判断をするのでしょうか?

税理士の回答

3ですね。為替差益は、米ドルを持っていて、日本円に変えるまでの期間の差益です。
例えば、株を売って15000ドルで3ヶ月持っていたら、16000ドルになり日本円に変えたら1000ドル分増えた分が、為替差益です。

本投稿は、2024年08月07日 15時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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