派遣の残業代未払における税金の問題について
派遣社員の残業代が未払だった場合、粉飾、脱税の可能性を疑っています。
派遣ですから、派遣先への勤務報告、時間に応じた代金の請求の内容は正確です。勤務報告には、必ず派遣先責任者の承認を得ます。
しかし、派遣元から派遣社員へ支払われる賃金に、残業代は含まれません。サービス残業です。どう考えても書類上の矛盾が生じるはずです。収支だけ見ればマージン率が異常に高いだけでしょうが、収支の根拠が破綻しています。
小さな会社なので、外部監査の義務は無く、内部監査も行われていません。役員の総意で何十年と続けてきた行為です。
労働法上の問題は、あくまでも個人の紛争で片付いてしまい、組織的な犯罪という扱いになりません。当然、未払の件で労基署の指導を受けていますが、無視しています。
隠すために私が考えるのは、二通りの方法です。
・定時内の勤務報告を捏造し、派遣先へ出す請求書の額に合わせて単価を増やす。
・低い単価の請求書を捏造し、賃金台帳と一致するように調整する。
ちなみに、契約書は後付けで、口約束だけで派遣しています。事前に定めた単価を検証できる書類は無いかもしれません。
それでも、派遣先は正直に払っているはずなので、後付けの契約書が当初の口約束と違うという可能性は低いと思われます。
そこで、質問です。
①請求書類と賃金台帳に矛盾があっても会計、税務として成立するのか?
②矛盾を隠すために、上記以外の方法はあり得るか?
③方法はともかく、矛盾を隠すのは粉飾ではないのか?
④粉飾の結果に基づく納税は、脱税ではないのか?
⑤こういった行為を監視する仕組みはないのか?
税理士の回答

派遣先と派遣元の契約があり、そのとおりに残業代を含め請求していると思います。
また、派遣元と派遣社員の契約があり、正当に払われており、その差額が派遣元の利益になっていると思います。
当然に、派遣元の利益を少なくしたい場合の不正は、派遣先からの収入を少なくみせるか、派遣社員への支払いを過大に計上することです。
不正があれば、税務署が調査をすると思います。
本投稿は、2018年05月30日 09時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。