不動産売却にかかる税金について
45年くらい前に父が土地付きの家を約500万で購入、その後10年前に約3500万で建て替え、今年土地建物合わせて約3500万で売却しました。
住宅ローンは完済、約240万程の差益がでました。
土地の名義は父、建物の名義は私です。
税金はどのようになりますか?
税理士の回答

加門成昭
相談者様がお父様の土地に建物を建てるに当たっての貸借形態は使用貸借であり、相談者様に借地権がないとの前提ですと次のとおりです。
土地分はお父様の譲渡所得となります。
建物分は相談者様の譲渡所得となります。
両方を合計したり、損益の相殺をしたりはしません。個々に税金の計算をします。
税額の計算は次のとおりです。
( 売却価額 - (取得費+譲渡費用))× 20.315% = 所得税と住民税の額
取得費:土地の場合は購入価額と付随費用の合計額です。建物の場合は建築価額と付随費用の合計額から償却費の額を差し引いた残りの額です。
譲渡費用:仲介料など売却のために直接かかった費用の合計額です。
※ ご自身の住まいに使用していた場合で一定の要件を満たす場合には、譲渡所得から特別控除を差し引く特例を受けられる場合があります。
参考;国税庁タックスアンサーNo3302
回答ありがとうございます
建物と土地を一緒に売却したのでそれぞれの額がわからない場合はどのような計算になりますか?
ちなみに、立て替えてから2世帯住宅として同居していました

加門成昭
土地と建物の対価を区分する形式的基準はありませんので、それぞれの時価を見積もることになります。通常は建物時価は算定困難ですので、先に土地の時価相場を求め、残りを建物の価額とするのが多いようです。高額なときには、時価鑑定をする場合もあるようです。
ありがとうございました
本投稿は、2019年10月17日 11時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。