税理士さんと依頼者の責任はどちらが重くなりますか?
まだ税理士さんとしっかりした契約は結んでおりません。
税理士さんに依頼するかどうかを悩んでいるのですが、気になることがあります。
もし税理士さんの指示の中に、いわゆる不正行為があった場合です。
税理士さんの指示に従い、依頼者がその通りに記帳などしたがそれが実は不正なものだった‥‥とすると、この場合の責任は完全に税理士さんにのしかかるのでしょうか?
それとも依頼者にも責任はあるとみられるのでしょうか?
ケースにもよると思いますが、アドバイスよろしくお願いします。
税理士の回答
税理士の指示に、不正行為がある、というのは、具体的に、どういうことなのか、全く想像できませんが、依頼者と税理士との責任関係は、ケースバイケースだと思います。
税理士が不正な指導や、不正行為を促すようなことがあれば、それ自体、論外ですが、万が一、そのようなことがあったとして、それらが、不正等に該当することが、依頼人においても、明らかにわかるような場合には、お互い様の部分もあると思うので、責任負担は、話し合いか、裁判による決着になるのかと思います。
一方、不正というよりは、誤った指導によって、依頼人が被った損失について、その指導が、依頼人からすると、合法、妥当なものだろう等と思わせるような内容であった場合には、税理士の責任が重くなるかと思いますが、その場合でも、依頼人が、税理士に対して与えた情報の内容や正確性、適切性等によっても、その責任関係は、変動すると思います。
本投稿は、2020年07月16日 16時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。