パソコン購入時のリースと減価償却について。
パソコン購入時のリースと減価償却について教えてください。
青色申告、フリーのグラフィックデザイナーをしております。
パソコンの調子が悪くなってきたので新しくパソコンを買おうと思っています。
せっかくなので作業スピードの速い、少しいいスペックのものを
買おうと思っているのですがリースも組んだリース料によって
資産計上、減価償却されると聞いて迷っています。
知識がなく、間違っているかもしれませんが以下で悩んでいます。
●パソコンのスペックを下げて30万以内に抑えて一括購入(30万までは一括で経費で落とせると聞いています)
●スペック上位の50万円のパソコンを一括購入(減価償却と聞いています)
●スペック上位の50万円をパソコンをリース契約
この場合、一番節税となるのはどのパターンでしょうか?
知りあいに聞いたら、総額の支払いが一番少ないのは買い取りなので50万円のパソコンでも買い取りが一番得と聞いたのですが、減価償却だとどうしても経費計上が年をまたいで分散されるので、支払いに対して個人の負担が大きい気がします。
なので本当はスペック上位の50万円をパソコンをリース契約をしたいのですが、リースでも契約した満額の金額が資産計上されて、減価償却扱いになると聞いて、悩んでいます。多少総額の支払いは多くても月々で経費計上できるならその方が良いです。
リースは月々支払いをして満期を迎えたらリース会社に引き取ってもらうか、再リースで年契約するかになると思います。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
ご質問ありがとうございます。
質問者さまのご希望としては、50万円クラスのPCが必要ということですね?
節税といっても、経費になるスピードが違うだけで、数年間のトータルで見ればどれも変わりませんので、
税金を気にしすぎて、大事なお仕事道具の選択を誤るのは本末転倒だと思われます。
税金面では、購入とリースではほとんど違いはありません。(どちらも減価償却で経費になります。)
知人の方のおっしゃる通り、資金繰りに余裕があるのであれば、購入した方が総額の支払は減らすことができるでしょう。(リースは、銀行でお金を借りて、そのお金でPCを買ったのと同じ経済実態があります。)
また、あくまで荒業としてですが、
PCをいくつかの構成要素ごと(例えば、本体・モニタ・ソフトなど)に小分けにして購入し、会計上はそれぞれ30万円未満ということで、一括で経費に落としてしまう方もいるそうです。
あまり一般的な処理とは言えませんが、その方の見解としては、それぞれが独立した消耗品であって、たまたま同じ時期に購入したのであった、後日別の構成要素と組みなおして利用することを考えているとのことです。
グレーゾーンの処理にはなりますが、頭ごなしに否定することはできないとは思います。
蛇足ではございますが、
あたらしいPCをクリエイティブなお仕事に活かして、売り上げをバンバンあげる。
これに勝る損得勘定はないかとは思われます。
本投稿は、2015年05月01日 13時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。