役員社宅につきまして
弟のマンション管理会社の役員です。
弟が代表取締役、私が取締役となっています。
役員社宅制度を使うと会社の節税になる事、借りてる役員も社会保険や所得税が安くなると、私が調べた限りではどちらもメリットになると認識しています。
近い将来私が離婚をし、賃貸を借りることになる
ので役員社宅を利用できないかと考えた次第です。
顧問税理士先生に相談したところ、借りる賃貸は会社の近くでないとよく無い事、代表取締役ではなく取締役の私が役員社宅を使うのもよく無い。また、ほとんど出勤もないのに役員社宅を利用するのも、税務署に目をつけられてしまう等の理由からやめた方が良いと言われましたが、その通りなのでしょうか。
役員報酬をあげる事、社用車を購入は良いとの事でした。
ただ、日報を書いた方が良い(役員は必要無いという認識でした)、ガソリンは会社近くで入れた方が良いと言われました。
そうなのでしょうか。
自宅から会社の事務所までは車で1時間弱かかります。
詳しく知りたいのですが、顧問税理士先生とは
年一回決算時しか会わないので、聞いたのも決算時の時一度だけでした。
毎月帳簿を私がメールに添付し送っているので月時処理はして頂いています。
教えて頂けますと幸いです。
税理士の回答

竹中公剛
税務署に目をつけられてしまう
上記は、その観点から考えてはいけない。
日報を書いた方が良い(役員は必要無いという認識でした)、
やはり書くべきでしょう。
そうでないと、ガソリン代は費用に落とせない。役員報酬になると考えます。
ガソリンは会社近くで入れた方が良いと言われました。
上記も、ある意味問題がある発言です。
日報を付けていれば、どこで入れようが問題はない。
社宅については、通常常勤の社員でしょう(社長も社員である)
非常勤ではありえない。と、考えたい。
そうなのでしょうか。
年一回決算時しか会わないので、聞いたのも決算時の時一度だけでした。
毎月帳簿を私がメールに添付し送っているので月時処理はして頂いています。
絶えず、連絡を取り合う必要がある。必うようなときには気兼ねなく聞ける関係が重要である。
役員社宅の可否は「経費として落とせるか否か」ではなく、「業務遂行上の正当な必要経費として説明できるか」が核心です。役員社宅は、勤務先との距離や業務頻度、業務上の利便性が合理的であることが前提であり、形式的な在籍や出勤実態の乏しさは否認リスクを高めます。取締役でも制度利用は可能ですが、その必要性を客観的に証明するために、日報や会議出席記録、業務連絡履歴などの整備が重要です。加えて、会社負担額は適正家賃評価に基づき、契約内容も第三者が妥当と認める水準である必要があります。税務署は節税スキームか否か以前に、支出の実態と業務関連性を厳しく確認するため、制度利用には十分な実務証拠と説明体制が求められます。
竹中先生、ありがとうございます。
社宅の件は、常勤でないと難しいとの認識になるとの事ですね。
私は役員ですが、自宅で支払いや家賃の管理、帳簿をつけると言う事務をしていますが、事務所には月2回程、草むしりやその他の事務で行く程度なので、役員社宅は利用しない方が良いとの観点から、顧問税理士先生に言われたとの事ですね。
日報はつけたほうが良いとの事、ガソリンなど交通費を経費として使うには日報を付けようと思います。
そしてもう少しなんでも相談できる関係を作るようにしたいと思います。
ありがとうございました。

竹中公剛
そしてもう少しなんでも相談できる関係を作るようにしたいと思います
それを待っているかもしれません。
よろしくお願いいたします。
三嶋先生、ありがとうございます。
詳しくご説明して頂き良く分かりました。
私の勤務実績からして役員社宅は必要経費としては難しいと感じました。
顧問税理士先生もきっとその事を加味して社宅は難しいと判断して言ってくださっていたのかと思います。
日報なども作成し、業務を説明できるようにしなければならないのですね。
とてもわかりやすくご回答いただきましてありがとうございました。
竹中先生
もう少し良い関係を作れるよう質問もしていきたいと思います。
ありがとうございました。
本投稿は、2025年08月12日 20時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。