退職一時金のお得なもらい方
父親が勤続38年目で約2,700万円の退職金をもらいます。
【一時金:年金】
・0%:100%
・25%:75%
・50%:50%
・75%:25%
・100%:0%
税負担を減らす・お得にもらうには、どの割合でもらえば良いでしょうか。
税理士ドットコムの質問では、一時金:年金が50%が税金が軽いといった
コメントもあります。
よろしくお願いします。
税理士の回答

退職金で良いのかと存じます。
退職所得控除で20年×40万+18年×18年分控除され、控除後の50%が退職所得となりますので、所得税等の負担はわずかですから。

退職金100%でもらうとして退職所得控除を考慮しますと、受領年度のみ300万円強につき、所得税住民税がかかります。しかし、年金受取にした場合、毎年の受領分につき、年金所得が増えることになり、所得税、住民税、健康保険料がその分増大することになります。
勤続38年の場合の退職所得控除額は、
・70万円×(38-20)+800万円=2060万円 となります。
従って、一時金で受け取る場合の退職所得金額は、
・(2700万円-2060万円)×1/2=320万円 となります。
その場合の所得税住民税等の金額は、
・320万円×20.21%-9.95万円=54.7万円 となります。
仮に、退職所得控除額に相当する金額を一時金で受け取り、その他の金額を年金で受け取る場合、低く見積もっても次のような税金が想定されます。
・(2700万円-2060万円)×15.105%=96.6万円
従って、全額を一時金で受け取る方法が宜しいと考えます。
3人の税理士様
ありがとうございました。
ベストアンサーは、具体的な計算式を書いていただいた
服部様を選ばせていただきました。
本投稿は、2018年05月01日 22時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。