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役員賞支給に伴う届け出について

事業期間:4月~3月
友人と二人で資金を出し合い、合同会社を設立しました。
今年が2期目なりますが、運よく営業成績が伸びると予測しており、黒字になることは確実だと思っております。報酬面でもかなり抑えてきましたが、今年度には昇給及び賞与の支給をと考えております。報酬の増額は5月から、賞与は7月と12月に支給したいと思っております。賞与につきましては、事前に税務署へ届け出が必要ですが、7月支給となれば、いつまでに届け出しなければならないでしょうか。また、届け出にあたっての注意点があれば合わせてお願いします。

税理士の回答

「事前確定届出給与に関する届出書」は、原則として、株主総会(合同会社の場合は社員総会)(取締役会に委任されている場合は取締役会)の決議により役員の報酬を定めた日から1カ月を経過する日までに税務署の届ける必要があります。
つまり、3月決算の場合は、通常、5月末頃に社員総会(取締役会)が開かれますので、その日から1カ月以内となります。

また、事前確定届出給与とは、あらかじめ決議された支給時期・報酬額を届けたものをいいますので、届けた支給額と実際の支給額が異なる場合は、支給された賞与の全額が損金不算入となります。
景気が悪くなったとして年度の途中で減額することも損金不算入の対象となります。

土師先生、ありがとうございました。とても参考になりました。
もう一つ、お聞きしたいことがあります。この事前確定届出給与に関する届出書は支給時期・報酬額に変更がなければ、一度提出すればそれ以降は何もしなくてもいいのでしょうか。また、毎年届出が必要なのでしょうか。

役員報酬は毎年決められる(決議される)ことになっているので、1年分を届けるようになっています。
したがって、当該届出書の効力はその年度限りです。

続けて、賞与を支払いたい場合には、毎年決議を行い、毎年届出書を提出する必要があります。

土師先生、早速のご回答ありがとうございました。気を付けて事務作業を進めていきたいと思います。経理について質問があります。決算後に過年度の売掛金に間違いがわかった場合、当年度で売掛金を修正してもいいのでしょうか。ネットで調べてみても、当年度の売掛金で調整したり、雑損益に計上したり、前年度損益修正損益で計上したり、いろいろ掲載されていますが、どれが正しいかわかりません。修正金額にもよることかもしれませんが、ご教示よろしくお願いします。

間違った売掛金の相手科目によって処理は変わってきます。

売上高の誤りである場合・・・前期損益修正損益勘定で是正します。
(大企業の場合、会計基準により、利益剰余金勘定で是正するようになっていますが、中小企業の場合はその処理は強制されません。)

貸借科目の誤りである場合・・・当然その貸借科目の残高も不一致が生じているので、反対仕訳により是正します。

大変よくわかりました。ありがとうございました。

経理のことで質問があります、先日取引先の社長がご逝去され、葬儀の際にお供え物をしました。
金額は2,000円くらいなんですが、勘定科目は交際費で処理したほうがいいのでしょうか。また、備品消耗品で処理できないでしょうか。ご教示お願いします。

取引先に対する慶弔費は、金額いかんにかかわらず、交際費になります。
租税特別措置法通達に、
交際費に含まれる費用の例示として、「得意先、仕入先等社外の者の慶弔、禍福に際し支出する金品等の費用」というのがあります。

早速、ご教示いただきありがとうございました。よくわかりました。

本投稿は、2020年04月09日 10時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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